今日の朝食はコチラ。昨日の晩、というより数時間前まで飲んでいたので、食欲がありません(笑)
今日はパリから4時間ほどバスに乗りモンサンミッシェルへ向かいます。この時間にたっぷりと寝て二日酔いを治しました♪
高速の料金所。どの国も同じようなレーンの形をしています。
見たところ料金所ではカードも使えるようです。
パーキングエリアで見慣れない飲み物を発見。レッドブルのようなエナジードリンクみたいなので、二日酔いでダルイ体にエナジーを!ということで買ってみました。味はオロナミンCのような感じです。
フランスということで、エルフのオイルが売っていました。
その後もひらすら移動、移動、移動。パリからモンサンミッシェルへの道は遠い。
パリから長旅の末、ようやくモンサンミッシェルに到着しました。モンサンミッシェルは、サン・マロ湾上の小島に築かれた修道院で、カトリック巡礼地の一つ。「西洋の驚異」とも称され、世界遺産に登録されています。
このサン・マロ湾はヨーロッパで最も潮の干満が激しい場所として知られ、潮の満ち引きの差は15メートル以上もあったそうです。そのため、引き潮により沖合いまで引いた潮が、最も大きい潮が押し寄せる潮時になると、猛烈な速さで波が押し寄せるため、多くの巡礼者が命を落としたそうです。
現在は、ご覧の通り道路が作られたため、潮の干満に関係なく島へ渡れますが、これが潮の流れを変化させてしまったため、急激な陸地化が進んでしまったそうです。そのため、海に浮かぶような姿が印象的なモンサンミッシェルのはずが、島の間際まで潮がくることがほとんどなくなってきてしまったので、道路を壊し橋を建設することが考えられています。
今日の昼食はこちら。島にやってくる巡礼者のために出されたオムレツが有名。
酔いは覚めましたが、胃の調子がまだ悪いので、あまり入りませんでした。にもかかわらず、名物のリンゴ酒をオーダー(笑)このシードルは、フランスのブルターニュ地方とノルマンディー地方のものが有名なので、遠い日本からやってきたんだから飲まないわけにはいきません♪
食事の後は、いよいよモンサンミッシェルに入場。
入り口付近には門が結構ありました。
島内にある名物のオムレツが食べられるお店の一つ。19世紀半ばに、島にやってくる巡礼者のために、栄養とボリュームたっぷりの食事を出そうと、プラールおばさんが作ったのが始まり。お店の名前は「ラ・メール・プラール」
外から厨房も少し見えます。
島内にはたくさんの家々があります。
初めてモンサンミッシェルに来たときに宿泊したホテルは、今も営業していました。
約5年ぶりにやってきましたが、今回のスケジュールは日帰り観光。なので、今回は宿泊しませんが、また、いつかこのホテルに宿泊してモンサンミッシェルを観光したい♪次に来るときは、島をつなぐ道路が壊されて橋が架かった頃かなぁ~と考えています。
人気の観光地だけあって、日本語も見かけます。
島内には電話も完備。
小さな教会。
目指すは大きな修道院。
山を登り続けて、ようやく修道院の入口に到着。
ここから先が有料となっていました。
潮の干満が激しい沖合いの島に、こんな立派な修道院を建てたのだから、ほんと驚きます。
所々に島の面影が残っています。
修道院の頂点にある金でできた像は、修道院が建設されるきっかけとなった大天使ミカエル。
この島に修道院が造られたキッカケですが、708年に、アヴランジュ司教オベールが、夢の中に出てきた大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とお告げを受けたのが事の始まりです。しかし、最初は、ただの夢と思い全く行動に出ませんでした。しばらくすると、また再び同じ夢を見ることになりましたが、2回目もただの夢だと思い無視していました。
ついに3回目には大天使ミカエルはしびれを切らし、オベールの額に指を触れて強く命じたところ、オベールは、稲妻が脳を走る夢を見ました。翌朝、オベールは頭に手を置くと脳天に穴が開いていることに気が付き、大天使ミカエルのお告げが本物であると確信し、この島に礼拝堂を作ったのがモンサンミッシェルの始まりです。
島の変化を再現した模型。いきなり現在の形になったのではなく、徐々に増築されていった様子が分かります。
修道院からは辺りが見渡せます。
島流しの刑で使われたという小さな島が遠くに見えます。
礼拝堂。
木製の天井が印象的です。
修道院の中庭。
ここの天井も木製です。
食堂。
煙突の穴。
運搬用の滑車。この中に囚人たちが入り、ハムスターのように中で滑車を回して動力となりました。
下を見ると結構な高さです。
修道院を見た後は、島内の散策。
レストラン。
モンサンミッシェルの狭い路地の散策は、ほんと楽しい。
観光が終わったので、モンサンミッシェルを後にする。
最後に、モンサンミッシェルが建てられるキッカケとなった大天使ミカエルの像をアップで撮影。一度、メンテナンスが行われたようですが、ヘリコプターで着脱をしたそうです。
だんだんと遠くなっていくモンサンミッシェル。
モンサンミッシェルとのお別れは名残惜しいですが、これからまた4時間ほどかけてバスでパリへ帰ります。神秘的なこの修道院は、まるでアニメの「天空の城ラピュタ」の世界にでもやってきたような気分です。
今日の夕食はこちら。
明日は今回の旅行、最後の観光。残りわずかな滞在時間ですが、おもいっきり楽しむに限ります。