約、2か月ぶりのブログです。


激動の12月。

バイクの免許を取得した後、仕事は激務の日々。

凄まじい激務を乗り切った。

あれ以上にしんどいことはもう何もない。

年が明け、仕事も落ち着き、今年はどんなことにチャレンジしようかと、考えてみた。

昨年はさまざまなことを経験し、そして、達成し、変化を遂げた1年となった。

今年は。。。


バイクに乗る!!!


予算もないことから、まだバイクを購入できていないが、なんでもいいからバイクに乗り、自分の時間を持つ。

仕事が長時間なため、帰宅するともうぐったりで、疲れは翌日になっても取れていない。

しかし、家事は待ってくれない。

家事や子供たちのことをしたら、15分でも時間があれば寝る!そんな日々の中で自分の時間なんてあるわけがない。


だからこそ、今年は自分のための時間をつくる。


忙しいからこそ自分のための時間が大切だということは前からわかっていた。

でも、子供たちのことが最優先で、自分のための時間など持つべきではないと思っていた。

しかし、できない理由を子供たちのせいにしたくない。


バイクに乗りたいと思った理由。


自分が夢に描いていた思いを叶えたい。

青い空、白い雲を感じることのできる、心の余裕を持ちたい。


それは、何年も自分のための時間を持つことなく、仕事に明け暮れ、自分を見失い、どん底まで落ちた私の課題でもあった。


もう、何かに依存しないために。。。


そして、もうひとつ。


とっても単純でできていないこと。


それは。。。。。。。


“笑顔でいること”


特に家では疲れ果て、自分に余裕がないため、子供たちの前でいつもイライラしていることが多い。


眉間にはしわがより、鬼の形相。


今の自分にもっとも足りないのは、笑顔になれない自分。


笑顔になれないのは心に余裕がないから。


人を笑わせることが大好きだった子供時代。


私自身もいつも笑っていたのに、笑顔になれなくなった2年前。

今、元気に仕事ができるようになった喜びも束の間。

また笑顔を忘れるところだった。


今年はいっぱい笑う(*^_^*)

子供たちと一緒に!

バイクに乗って~!


2013年が笑顔がいっぱい溢れる年になりますように。。。











ついにバイクの免許を取得した。


卒業検定までに2回の補習を受けた。


わき腹の痛みがやっと治まった2段階の見極めでまた転倒し、腰を痛め、痛みどめの注射を打ち、補習を受けた。


しかし、課題のクランクがどうしてもできない。

補習のときの教官が、転倒や接触の原因を、何度も後ろに乗せてくれ、クラッチの使い方、ラインの取り方を丁寧に教えてくれた。

その時、やっと理解ができた。

2回目の補習でやっとクリア。

エンストはしていたが。。。


そして、迎えた卒業検定。

どしゃ降りの雨。。。

そう、教習初日も雨だった。


しかし、試験が始まると、晴れ間も見え、路面が乾き始めた。


順番は10人中、2番目。


ラッキーなことに、休憩時間になり、車もバイクもいなくなった!

そして、急制動の停止位置は路面がぬれているため、長くなり、これまたラッキーだった。


いざ、発進。


あんなにいつも緊張していたのに、落ち着いている。


S字の次はクランク。

補習を思い出し、クリア!

この瞬間、合格を確信した。

前日までエンストしていた、坂道発進。

びっくりするぐらいスムーズにクリア!

そして、スラロームもとってもスムーズにいき、3回しか成功していない、急制動。

スラロームを抜けながら、今日で最後だ~!!!と心の中で叫びながら、今までにない加速をした。

余裕で停止し、クリア!

最後の1本橋。

これが一番得意だった。

しかし、最後でバランスを崩し、危うく落ちそうになったので、ハンドルを左右に振りまくり、ぎりぎりセーフ!


思わず、よっしゃあ!と言ってしまった!


試験が終わった途端に手足がぶるぶる震えてきた。


合格を確信したが、後になって、一気に緊張が襲ってきた。


合格発表は10人中、5人合格。


うれしくて、ひとりニヤニヤしながら説明をうけ、教習所を後にした。


この帰り道を何度泣きながら、落ち込みながら帰っただろう。


本当に、本当にがんばった。


転倒の恐怖。

体の痛み。

何度も何度も自分を奮い立たせ、毎日通った日々は、いろんなことを考え、思った。

逃げることなく挑んだ、20年目の夢への第一歩。

久しぶりに自分で自分を褒めてあげたいと思う。


バイクはすぐには乗れないけど、いつの日か青い空、白い雲を眺めながら、走っている自分を思い描き、

日常を穏やかに過ごしていきたい。


しかし。。。


バイク欲しい~!!!!!




いよいよバイク教習は終盤。

今日は急制動の教習。

朝9時からの教習はバイクのみで、今日はたったの7名しかいない。

天気もよく、なんだか気分が良かった。


課題の急制動。

説明を受け、いざやってみると。

まったくスピードが出せない。

完全にビビッている。

2回目、思いっきり出したつもりが、出ない。というか出せない。

ブレーキをかけるのが怖い。

また転倒するのではないかという恐怖はまだ消えていない。

3回目、加速はよく、停止もバッチリ。しかし40キロ以上という速度まで少し足りなかった。

4回目、また同じ。

5回目、失速。。。。。。。

なんでいつもこうなるの。

まるでひとりコントをしているようだ。


明日は見極め。

そして明後日は卒業検定。

今日は3回エンストした。

坂道発進、そしてなんでもないところでエンスト。

バイク壊れたと思いたかったが、クラッチを握り忘れるというなんとも初歩的なミス。

しかし、スワロームはとってもスムーズに違和感なくできるようになり、1本橋も不安なくクリアできた。

急制動以外は走っていて気持ちいいなとか、あまり操作を意識しなくても運転できた。

そんなのは当たり前か。。。

毎回、必ず壁にぶつかり、課題をクリアできない。

エンストしなかった教習は1度もない。

私はバイクの運転には適していない人間なのだろうか。

そんなことを考えながらまた落ち込んで帰路につく。


このバイク免許取得に関しては本当に悪戦苦闘している。

こんなに過酷で精神的に落ち込むことがあるのだろうか。

仕事がきついと思ったが、これに比べればなんてことはない。

この歳になって本当に貴重な体験なのかもしれない。


明日は。。。

今日の課題をクリアする。

エンストは絶対にしない。

そして、青い空、白い雲を感じる。

無理か。


ここまできたのだから必ずやる。

毎回、試練を少しずつ乗り越えてきたじゃない。

あの恐怖の転倒から2週間。

わき腹の痛みもやっと落ち着いてきた。

やるしかないのだから。


明日は試練の教習。


できる!!!






今日からバイク教習は2段階に入った。

バイクも最新式のものに変わり、とても乗りやすく、軽い。

しかし、アクセルもクラッチもより一層繊細な操作が要求される。

操作した通りの運転、操作した通りの走りになった。


前回からの課題走行はほとんどクリアできておらず、先週もクランクで右に転倒し、わき腹と右肩を強打していた。

コルセットをしていても、まだ激痛が走っていた。

スワロームやS字、一本橋はクリア。

苦手なクランク。

また同じ場所で転倒してしまった。

あの恐怖がまたよみがえってしまった。

その後はエンストを繰り返し、ついには交差点のど真ん中で止まってしまった。。。

もう2段階だというのに情けない。。。


教官が私の弱点を指摘してくれた。

バイクと私が一体になっていないと。

もっとバイクを信じてあげてと。

操られるのではなく、操ってあげてと。

運転は下手ではない、後は私の気持ちの問題だと。


帰りの車でどっぷり落ち込み、帰り道の海に立ち寄った。

海を眺めていると、涙があふれた。

何で、バイクに乗りたいのか。

何で、いまさら、バイクに乗る必要があるのか。

20年越しの夢を叶えたい。

何で、いまさらなのか。


海は静かに穏やかだった。

空は青く、雲は白い。


そうなんだ、バイクに乗ると決めたのは弱い自分から卒業するため。

お酒や何かに逃げ、依存しないため。


大切な人が教えてくれたこと。


空は青く、雲は白いんだと。


あわてず、いそがず、そんな景色をゆっくりのんびり見なさいと。


心の余裕がないと、木々が新緑に輝いていても、風を感じることもできないと。



落ち込んでいる心境をfasebookに思わず投稿した。

友人から励ましメール。

別の友人はバイクに乗せてあげようかとメールをくれた。

午後からその友人のバイクに乗せてもらった。

教習所での出来事、何が問題で、どうするべきなのか、バイクの仕組みや操作方法など、さまざまな話をしてくれた。

友人は息子さんの話をしてくれた。

息子さんもバイク教習で何度も転倒し、卒業検定は3回目でやっと合格したのだとか。

免許を取ってからも、あまりに危険で、つきっきりで練習したのだとか。

いい思い出になるよと話してくれた。


帰ってから、ネットでバイクのことを調べてみた。

もっとバイク知らなければいけない。

でも、あんまりよくわからなかったけど。。。



何があっても、逃げない。

そのためにバイクに乗る。

そして、空は青く、雲は白いと素直に思える穏やかな自分になるために。








昨晩、教習テキストを初めて読んでみた。

何度も何度も読み返して、頭で理解したことをイメージしていった。

ほとんど眠れなかったが、朝方、うまくできている夢をみた。


今朝は、なんだかすっきりした気持ちで教習所に行った。

とても気持ちがいい朝。

9時からの教習は、バイクのみ。

乗るバイクに、心の中で、よろしくねとお願いした。


乗った瞬間、昨日の恐怖がよみがえり、なかなか発進できない。

エンストすることなく発進したが、ぎこちない。

走行中、何度も、大丈夫大丈夫と言い聞かせた。


初めて、教官と1対1の教習だった。

坂道発進の練習のとき、昨日の出来事を教官に打ち明けた。

正直、全く分からず、とても怖いと。

発進すら、うまくできず、とても不安だと。

教官はとてもわかりやすく、バイクの仕組みから、なぜそうするのか、なぜそうなったのかを教えてくれた。

そして。。。

バイクに乗れるようになりたい?バイクが好きですか?と聞かれ、はい!と答えると、じゃあ大丈夫、バイクは怖くないでしょ?と言った。

私の中で、なにかスコーンと落ちた。

肩の力が抜け、坂道発進もスムーズにでき、S字も、スワロームも、一本橋も、すべてクリア。

発進時のエンストもしなくなった。

恐怖は消え、バイクに乗れる喜びが再び湧いてきた。

それは何とも不思議な気持ちだった。

あんなに怖いと思ったバイク。

無理だと思ったのに、無理じゃない。

できるかできないかではない。

やるか、やらないか。

そして、逃げないで、自分で乗り越えていくんだ。


昨日の失敗があったから、学ぶことができた。


私はいつも、壁にぶち当たるまでわからない。

失敗しないと気付かない。

いっぱい失敗して、傷付いて、怖い思いをして、本当に良かった。


明日は1段階のみきわめ。


成るようになる。