私が日本で数年間子供を育てていた時

近くに国立大学がありそこには世界各国から

博士課程で留学してきている外国人家族が多くいました。

第３国から国に選ばれて留学してきている頭脳明晰な博士の

卵たちはほとんどが３０代で家族を伴って自分のお国の未来を背負って

日本の最先端技術と知識を学ぼうとしているのでした。

したがって近くの公園にはそうした留学生の奥さんとお子さんの

姿が結構多く、国別に見るとアラブ首長国連邦、インド、マレーシア、中国

イラン、イスラエル、そして中にはパレスチナ出身の方もいらっしゃいました。

彼女達は自国で教育レベルが高い才媛がほとんどのようで

公用語である英語で会話をしていました。

私が一番中が良かったのはパレスチナ出身の方で２人のお子さんをつれて

旦那様は大学で研究者としてお仕事をしているようでした。

パレスチナといえば・・・？イスラム圏です。

彼女は常に頭から体全体を覆う黒いマントを身にまとっていました。

国によっては外出する時には顔も覆って目だけしか見えないような

服装の女性もいらっしゃるのです。

私達はお互いに女性観について当時本当に多くのことを語り合いました。

イスラム圏で育った彼女は私にとって不思議ワールドに住む姫という印象。

幼い頃から厳格な父に従い、結婚しては夫に従い、老いては息子に従う。

当然のことのように女性には発言や主張は制限されていて

アラーの神の教えに敬虔に従うつつましい女性でした。

彼女は英語教育を受けているのでアメリカの自由奔放な女性の行き方や

戦後日本も男性以上に働き主張する日本女性の様子などを

留学期間中目の当たりにするのですが

彼女は決して自分がそうした活動や行動を一生しないであろうと言いました。

愛くるしい彼女のお嬢さんはエキゾチックでそれは美しい顔の女の子で

私はある日彼女に「モデルさんになれるわね～」とかなり本気で言ったところ

そのようなことをしたら自分は自国でみんなから石を投げられさげすまれるだろうと

言いました。そして彼女はイスラムの教えを自分の人生の全てとし私から見たら

制限だらけのその人生が一番幸せだということがよくわかりました。

さて、前置きが長くなりましたが

日本女性はいかがでしょうか？

職業選択の自由。

結婚の自由。

男女平等。

表向きはこうした聞こえの良い自由な国に生まれた私達。

けれど本当にこれらを自由自在に生きている方がどれくらいいるのでしょうか。

もしかすると目に見えないしがらみや世間体に

がんじがらめになって本当は自由に泳ぎ回れずにいるのだとしたら？

あなたがこの世に女性として生まれてきたその「意味」を

あなたがこの人生で輝くための「ヒント」をみつけてみませんか？

それは自分が社長として会社を起こすことかもしれない。

それは自分が本当に好きな人と結ばれることかもしれない。

それは自分が古いしきたりを打ち破って世界に飛び出していくことかもしれない。

それは自分が・・・・

あなたの本当に手にしたいものはなんですか？

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