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武田スイス製薬大手買収

 武田薬品工業(従業員1.8万人、売上高1.4兆円、純利益0.3兆円)はスイスの製薬大手ナイコメッド(売上高0.4兆円)を約1兆円で買収することで大筋合意した。武田薬品はナイコメッドの強い後発医薬品や新興国市場へ本格参入し、欧米製薬大手を追随する。同社を傘下に収めることで世界の製薬15位前後から10位に浮上する。総工費1,470億円の湘南研究所は2月19日に竣工し、10月の本格稼働に向け研究者1,200人が集結する。東海道線藤沢・大船間から見る眺めは壮観である。
 製薬メーカーの競争の場は、新薬と日欧米の先進国から成長性の高い後発薬と新興国へと広がる。

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