あやちーゆるだらdiary

あやちーゆるだらdiary

自分の身の周りのこと、楽しんだこと、日々のぐちなどゆるくダラだらとかきつづってます。2011.11.17開始

 

12/25担当医からの病状説明。

 

12/11からDLd療法という抗がん剤治療を開始したが、

始まって間もないところで、高度な血球減少がおこり、現在は治療を中止している状態であること。

 

腸管にアミロイドがたまっていることで下痢が続いていて栄養がとれないこと、一方でアミロイドがたまることで腸管の動きも悪く、便秘にもなっている。このままだと腸閉塞を起こしてしまう可能性が高い。排便のコントロールが難しい。

今、現在は食事を中止して、中心静脈カテーテル(CV)を入れている状態と説明あり。

 

今後の見通しについては

血球減少が起きた原因は、抗がん剤の副作用が考えられるが、多発性骨髄腫の急激な進行も可能性としては考えれる。白血球の減少については、注射薬を投与、貧血に対しては輸血を行っている。また今後は感染しやすい状況なので、感染に注意していく必要がある。風邪などを発症した時は、それが致命的になることが考えられる。

アミロイド―シスの合併があり、腸管から栄養を吸収できていないことで、全身状態が悪化している。このまま、全身状態が改善されない場合は、抗がん剤治療もできないだろう

 

と見通しも厳しいものでした。

 

母も同席しても説明で、母はどう感じたのでしょうか。

 

この時には、万が一のときのことも話され、その時の延命処置についても聞かれました。

 

母は元気なころからの希望通りに「延命処置はいらない」と淡々と返答していました。

 

亡くなった後も臓器提供の希望も伝えていましたが、母の病気上、それは無理だと医師から話されました。

 

延命の希望はしないときいていたけれど、臓器提供まで考えていたのは、この時まで知りませんでした。

 

そして、母のいない場所で担当医から

「状態が思いのほか悪いことはお伝えしました。春までは・・・と、ご本人様も話していましたが、春までは無理だと思われます・・・・」と。

 

S病院に入院して、1ヶ月。

治療を開始してから2週間。

なぜ、こんなに病状が悪化するのか・・。

言葉もなく、ただ医師の説明を聞いているだけでした。

 

母の「白がわるい」は

白血球が少なくて治療が出来ないと伝えたかったのか・・とその時に知ったのでした。

 

抗がん剤治療を開始すれば

病状が改善される・・

母も家族も願っていたのに、それはかなわない事なのだと知らされたのでした。


 


そして、母が起きている(車椅子に座って話をする)姿をみたのは、この日が最後だったのです。

 この日を境に母の病状は悪化をしていくのでした。