準決勝ブラジル戦に備えて 女子バレーボール ロンドン五輪⑨ | 活学問~生涯、学習!by Crazybowler

準決勝ブラジル戦に備えて 女子バレーボール ロンドン五輪⑨

悲劇です!準々決勝は「なでしこジャパン」の決勝戦とかぶりBSの放送です。自宅に戻れば問題ないのですが出張先でBS放送が見れない!録画を見るまで情報をシャットアウトするか?

大概、どこから情報が入ってしまう。勝てばもっと情報が入り易くなる…。

ロンドン五輪の公式ページで文字ライブを提供していますが寂しすぎる…。リアルタイムで見れないフラストレーション…悩ましい金曜日になりそうです。

バレーボール全日本女子チームがどこまで行けるか徹底分析してみます!
$生涯学習!by Crazybowler-みなかみ夏2012
(みなかみ町後閑 2012夏)

日本が4位に甘んじた2011年ワールドカップの後に書いたブログに次のようなデータを載せました。ワールドカップ3位以内の国は翌年の五輪でもメダル奪取率が高くなるというデータです。
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ワールドカップ⇒五輪 メダル連動率

バルセロナ五輪 メダル連動率67%
1991年(WC)①キューバ、②中国、③ソビエト連邦、④アメリカ合衆国
1992年(五輪)①キューバ、②独立国家共同体(ソ連)、③アメリカ合衆国、④ブラジル

アトランタ五輪 メダル連動率100%
1995年(WC)①キューバ、②ブラジル、③中国、④クロアチア
1996年(五輪)①キューバ、②中国、③ブラジル、④ロシア

シドニー五輪 メダル連動率100%
1999年(WC)①キューバ、②ロシア、③ブラジル、④韓国
2000年(五輪)①キューバ、②ロシア、③ブラジル、④アメリカ合衆国

アテネ五輪 メダル連動率33%
2003年(WC)①中国、②ブラジル、③アメリカ合衆国、④イタリア
2004年(五輪)①中国、②ロシア、③キューバ、④ブラジル

北京五輪 メダル連動率67%
2007年(WC)①イタリア、②ブラジル、③アメリカ合衆国、④キューバ
2008年(五輪)①ブラジル、②アメリカ合衆国、③中国、④キューバ

<過去5大会の傾向>
両大会メダル獲得率 73%
WC、五輪連覇率 80%(例外:97’イタリア)

<過去3大会の傾向>
両大会メダル獲得率 67%
WC、五輪連覇率 67%(例外:97’イタリア)

<ワールドカップ4位チーム 翌年の五輪での結果>
五輪3位以上 20%(91’アメリカ合衆国 銅メダル)
五輪4位以上 40%
五輪5位以下 60%
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このデータを見ると近年はワールドカップでメダルが取れなくても1年で挽回できることが分かります。日本に当然ながらあらゆるチャンスがあります。そして、…

ロンドン五輪ベスト4にワールドカップ3位までの国がアメリカしか残っていません。アテネ五輪の傾向です。日本は繰り上げで決勝戦まで行けるかもしれません!?

2011年(WC)①イタリア、②アメリカ、③中国、④日本
2012年(五輪)4強:アメリカ[1]、日本[5]、ブラジル[2]、韓国[13]
[ ]の中は世界ランキング 2011年ワールドカップの順位の並び

世界ランク13位韓国の躍進は今大会のサプライズです。世界のエースとなったヨンギョンの凄みとしか言いようがない!

<相性>
バレーボールはランキングだけでは語れません。相性もあります。現在の全日本女子が苦手としているチームはロシア、セルビアです。ブラジルが来てくれて良かった!

ブラジルとの対戦成績は6勝63敗(1993年4月)です。6勝の内、2勝は2年以内のものです。2011年ワールドグランプリと2012年ワールドカップです。

準決勝での対決は2011年の世界選手権以来です。この時はフルセットの末で負けましたが、翌年のワールドカップ(総当り戦)では日本がブラジルをストレートで下しています!

もちろん簡単な試合ではありませんが、頂点へのチャンスは膨らみました。

<ロンドン五輪ベスト4チームの成績比較>

スパイク効果率
①米国 34.00%
②ブラジル 31.14%
③日本 27.74%
④韓国 27.16%

スパイクとなるとやはりアメリカとブラジルが頭一つ抜けています。木村、江畑でどこまで数値があげられるかが勝負です。セッターが攻撃を散らしことができるレセプションも重要!

ブロック(1set辺り)
①アメリカ 3.30
②ブラジル 2.76
③韓国 2.20
④日本 1.82

ブロックは最下位です。ただ「意外性」という武器として使えます。日本が金星を挙げる時は必ずブロック数が増えます!

サーブ(1set辺り)
①日本 1.45
②ブラジル 1.08
③韓国 0.68
④アメリカ 0.65

日本はサーブ強化の成果が出ています!強烈な武器として使えます!

ディグ[スパイクレシーブ](1set辺り)
①日本 17.27
②アメリカ 13.85
③韓国 12.68
④ブラジル 11.56

ディグでは4強の中で日本がずば抜けています。「粘り」には「勝つ気持ち」と「集中力維持」が条件です。

セット(1set辺り)
①日本 14.55
②アメリカ 14.15
③ブラジル 13.44
④韓国 13.12

竹下選手を擁する日本とアメリカがセットする能力が高い様です。アメリカは意外としぶとい!でも、竹下選手の集大成となる大会なので奇跡を起こすかもしれません。

レセプション[サーブレシーブ]成功率
①ブラジル 75.40%
②アメリカ 70.91%
③日本 70.87%
④韓国 68.15%

ブラジルが抜けています。アメリカと日本はほぼ互角です。日本はここを上げて行ければ一気に抜け出します!

日本がレセプションでNO.1になれればゴールドメダルも不可能ではなくなります。眞鍋監督が目指したバレー(サーブ、レセプション、ディグで世界No.1)が現実化します!

全日本女子バレーボールのオリンピック成績
1964年 - 金
1968年 - 銀
1972年 - 銀[銀メダル…36年振り]
1976年 - 金[決勝戦、金メダル…32年振り]
1980年 - (ボイコット不参加)
1984年 - 銅[メダル…24年振り]
1988年 - 4位[ベスト4…20年振り]
1992年 - 5位
1996年 - 9位
2000年 - (最終予選敗退)
2004年 - 5位
2008年 - 5位

2010年に世界選手権で銅メダルを獲った時に『32年振り』と盛り上がりました。五輪で32年振りはモスクワ五輪でボイコットです。その前は1976年モントリオール五輪で決勝進出、金メダル獲得です!

キーワードは32年振り!です。ロス五輪チームを一気に超えてしまえ!

ほいじゃ