残念!五輪メダルのチャンスは? 女子バレー ワールドカップ2011
残念ながら15:00の試合で中国がドイツに圧勝したことで全日本女子はロンドン五輪の切符をワールドカップ2011で獲得できませんでした。
仕事で日本vs米国は最後しか見れませんでした。週末にビデオで分析します。
日本はアメリカにとって三大大会での天敵として立ちはだかりました。10’世界バレーでは3位をアメリカを破りもぎ取り、今回はアメリカのワールドカップ初制覇を拒みました。
今大会で強豪相手に対等に戦ったドイツも日本戦の敗北で3位以内はなくなるとモチベーションが急低下した中国チームにストレート負けを喫しました。でも、中国を褒めるべきかもしれません。
夏のワールドグランプリでは8位でした。アジア選手権で日本を破り優勝し涙を流していました。ワールドカップで急成長を遂げメダルに手が届きました。
若手中心の成長途上にあるチームです。五輪では怖い存在になるか?精神的に崩れるか?
なぜ、日本はワールドカップで五輪の出場権を獲得したかったか?それはワールドカップのメダル国は翌年の五輪でも高い確率でメダルを獲得しているからです。
1991年からワールドカップが五輪の前年になりました。データを見ましょう。
バルセロナ五輪 連動率67%
1991年①キューバ、②中国、③ソビエト連邦、④アメリカ合衆国
1992年①キューバ、②独立国家共同体(ソ連)、③アメリカ合衆国、④ブラジル
アトランタ五輪 連動率100%
1995年①キューバ、②ブラジル、③中国、④クロアチア
1996年①キューバ、②中国、③ブラジル、④ロシア
シドニー五輪 連動率100%
1999年①キューバ、②ロシア、③ブラジル、④韓国
2000年①キューバ、②ロシア、③ブラジル、④アメリカ合衆国
アテネ五輪 連動率33%
2003年①中国、②ブラジル、③アメリカ合衆国、④イタリア
2004年①中国、②ロシア、③キューバ、④ブラジル
北京五輪 連動率67%
2007年①イタリア、②ブラジル、③アメリカ合衆国、④キューバ
2008年①ブラジル、②アメリカ合衆国、③中国、④キューバ
高い確率で連動していることが分かります。ただ、100%ではありません。特に過去3大会で見ると確率はさらに落ちています。
<過去5大会の傾向>
WC、五輪両大会メダル獲得率 73%
WC、五輪連覇率 80%(例外:97’イタリア)
<過去3大会の傾向>
WC、五輪両大会メダル獲得率 67%
WC、五輪連覇率 67%(例外:97’イタリア)
では、4位になった日本のチャンスはどうでしょう?チャンスはあります。二割の確率で可能です。必要なことはワールドカップメダル獲得国の転落です。
WC4位→五輪3位以内 20%(91’アメリカ合衆国 3位)
WC4位→五輪4位以上 40%
WC4位→五輪5位以下 60%
最終予選に参加せずに五輪一本で調整ができるメリットがなくなります。加えて、調整の遅れた強豪国も最後のチャンスにかけて来ます。激闘は必至です。
ただ、日本は本来3位以内を獲得する実力がありました。中盤のセルビア戦のストレート負けを機に本来の実力を発揮しましたが一歩だけ届きませんでした。
大きな原因はMB山本の怪我による直前の離脱です。セルビア戦までをMB岩坂、WS新鍋が育つまでに要した時間と考えても良いでしょう。対角のエースとしての江畑の成長も同様です。
ワールドカップ中に選手育成をしながらチーム作り直し、さらに強いチームに生まれ変わりました。
逆に修羅場を多く経験したことで戦力層が増したと考えられます。MB山本や世界バレーで活躍したMB井上が復帰すればさらに戦力は充実するでしょう。
また、WS狩野の腰痛が治れば確かな戦力になることでしょう。
4位だった事でバレーファンとしては嬉しい話もあります。五輪前に全日本女子が戦う姿を生で見ることができます!メダルを信じて楽しむしかありません。
ロンドン五輪でのメダルの可能性は数字以上に高く感じています。最終予選をアジア一枠を中国抜きで戦えることでピークを五輪に調整することは可能です。
加えてワールドカップで次につながる終わらせ方ができた事です!特に世界ランク1,2位をストレートで破った戦いは想像以上に自信になったことでしょう。
ほいじゃ
仕事で日本vs米国は最後しか見れませんでした。週末にビデオで分析します。
日本はアメリカにとって三大大会での天敵として立ちはだかりました。10’世界バレーでは3位をアメリカを破りもぎ取り、今回はアメリカのワールドカップ初制覇を拒みました。
今大会で強豪相手に対等に戦ったドイツも日本戦の敗北で3位以内はなくなるとモチベーションが急低下した中国チームにストレート負けを喫しました。でも、中国を褒めるべきかもしれません。
夏のワールドグランプリでは8位でした。アジア選手権で日本を破り優勝し涙を流していました。ワールドカップで急成長を遂げメダルに手が届きました。
若手中心の成長途上にあるチームです。五輪では怖い存在になるか?精神的に崩れるか?
なぜ、日本はワールドカップで五輪の出場権を獲得したかったか?それはワールドカップのメダル国は翌年の五輪でも高い確率でメダルを獲得しているからです。
1991年からワールドカップが五輪の前年になりました。データを見ましょう。
バルセロナ五輪 連動率67%
1991年①キューバ、②中国、③ソビエト連邦、④アメリカ合衆国
1992年①キューバ、②独立国家共同体(ソ連)、③アメリカ合衆国、④ブラジル
アトランタ五輪 連動率100%
1995年①キューバ、②ブラジル、③中国、④クロアチア
1996年①キューバ、②中国、③ブラジル、④ロシア
シドニー五輪 連動率100%
1999年①キューバ、②ロシア、③ブラジル、④韓国
2000年①キューバ、②ロシア、③ブラジル、④アメリカ合衆国
アテネ五輪 連動率33%
2003年①中国、②ブラジル、③アメリカ合衆国、④イタリア
2004年①中国、②ロシア、③キューバ、④ブラジル
北京五輪 連動率67%
2007年①イタリア、②ブラジル、③アメリカ合衆国、④キューバ
2008年①ブラジル、②アメリカ合衆国、③中国、④キューバ
高い確率で連動していることが分かります。ただ、100%ではありません。特に過去3大会で見ると確率はさらに落ちています。
<過去5大会の傾向>
WC、五輪両大会メダル獲得率 73%
WC、五輪連覇率 80%(例外:97’イタリア)
<過去3大会の傾向>
WC、五輪両大会メダル獲得率 67%
WC、五輪連覇率 67%(例外:97’イタリア)
では、4位になった日本のチャンスはどうでしょう?チャンスはあります。二割の確率で可能です。必要なことはワールドカップメダル獲得国の転落です。
WC4位→五輪3位以内 20%(91’アメリカ合衆国 3位)
WC4位→五輪4位以上 40%
WC4位→五輪5位以下 60%
最終予選に参加せずに五輪一本で調整ができるメリットがなくなります。加えて、調整の遅れた強豪国も最後のチャンスにかけて来ます。激闘は必至です。
ただ、日本は本来3位以内を獲得する実力がありました。中盤のセルビア戦のストレート負けを機に本来の実力を発揮しましたが一歩だけ届きませんでした。
大きな原因はMB山本の怪我による直前の離脱です。セルビア戦までをMB岩坂、WS新鍋が育つまでに要した時間と考えても良いでしょう。対角のエースとしての江畑の成長も同様です。
ワールドカップ中に選手育成をしながらチーム作り直し、さらに強いチームに生まれ変わりました。
逆に修羅場を多く経験したことで戦力層が増したと考えられます。MB山本や世界バレーで活躍したMB井上が復帰すればさらに戦力は充実するでしょう。
また、WS狩野の腰痛が治れば確かな戦力になることでしょう。
4位だった事でバレーファンとしては嬉しい話もあります。五輪前に全日本女子が戦う姿を生で見ることができます!メダルを信じて楽しむしかありません。
ロンドン五輪でのメダルの可能性は数字以上に高く感じています。最終予選をアジア一枠を中国抜きで戦えることでピークを五輪に調整することは可能です。
加えてワールドカップで次につながる終わらせ方ができた事です!特に世界ランク1,2位をストレートで破った戦いは想像以上に自信になったことでしょう。
ほいじゃ