中国戦、なぜ負けた? 広島大会 女子バレー ワールドカップ2011 | 活学問~生涯、学習!by Crazybowler

中国戦、なぜ負けた? 広島大会 女子バレー ワールドカップ2011

2時間20分の死闘でした!誰もが負けると思っていたでしょう。5セット目を8-4でテクニカルタイムアウトを折り返して時点で逃げる切ると感じたでしょう。

連続失点で一度は追い抜かれましたがしぶとく戦いました。

でも、12-12から中国に抜け出され決着がつきました。広島で開催されているワールドカップ女子バレーです。
$生涯学習!by Crazybowler-ワールドカップ女子バレー2011 中国vs日本
ワールドカップ女子バレー2011
中国 3-2 日本
(20-25, 25-19, 20-25, 25-23, 15-13)
惠若琪 23, 王一梅 18, 楊珺菁 17, 張磊 12
木村 24, 江畑 21,岩坂 12, 新鍋 11
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見ていた感じは日本のプレーは中国を上回っていました。敗因は何でしょう?数字を見ました。

①中国105-105日本
総ポイントでは互角です!

②中国69-58日本
アタックは中国が勝っていました。クロスなどのショットなら日本が75-90で勝っていました。

③中国10-16日本
ブロック(Kill Block)は日本が勝っていました。近年、身長の低い日本チームのブロックはこの2年で向上しています!今回は岩坂の活躍が大きい!
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④中国3-4日本
サーブポイントはほぼ互角です。。

⑤中国23-27日本
相手ミスでの得点は日本の方が多い傾向です。中国はミスもありながら勝ったというのは底力の違いを見せつけたゲームとも解釈できます。

⑥中国29-43日本
スパイクレシーブ(Dig)は圧倒的に日本が上です。サーブレシーブはExcelletはほぼ互角でしたが全体的には中国が勝っていました。
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数字的には日本に分があるように見えます。実際に試合を見ていても日本の方が中国のプレーに勝っていた感じがしました。では、なぜ?

考えられる事は「勝負所では中国が勝っていた!」です。
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底力の違いでしょうか?底力を発揮するために必要な事を様々な勝負を観戦して見付けました。

①高い技術のレベルと総合的な実力
②磨かれた体と運動能力と基礎体力
③強いメンタリティと集中力

調子がそこそこでも勝負所で高い集中力を発揮して劣性を覆すことができます。特に2時間を超える消耗戦ではその力が発揮されるでしょう。
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また、別の角度から見れば中国は個の力を結集させて押し切られたと言っても良いでしょう。男子サッカー日本代表でも世界で勝つための強い個の結集を求めています。

チーム力 日本>中国
個の力 日本<中国

その点、経験豊富で高い実力を持つMB山本、井上が怪我で出場できなかったことは響いています。

裏返せば江畑、岩坂、新鍋の21歳トリオが活躍した事は今大会だけでなく五輪に向けてプラスです。
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世界でも通用する身長187㎝の岩坂が戦力化すれば日本の弱点である高さを強化する事にもなります。レギュラーで経験豊富な竹下、木村、荒木の奮起を期待します!

ワールドカップで3位以内に入り五輪の切符を奪うには残りの試合をフルセットまで持ち込ませずに全勝する必要があります。

不可能ではありません。どう戦うか?を見て私も色々と学びたいと思います。

ほいじゃ