国連と安保理と延坪島砲撃事件

「国連（国際連合）は直訳すると連合国!?」…英語ではどちらも「United Nations」です。池上彰の学べるニュースを見てハッとしました！

アメリカで第二次世界大戦史のクラスを取ったのに知らなかったな…忘れていたんか？連合国と言えば第二次世界大戦で日独伊と戦い勝った米・ソ・中・仏・英のことです。

日本が「連合国」を「国際連合」と訳したのは加盟する際に「連合国」と訳すと国民から大反対になると考えたからです。結論から言うと「勝ち組の仲間に入れてもらった」ということです！

国際連合は1945年に発足し2010年11月24日時点で192ヵ国加盟しています。本部はニューヨークにあります。安全保障理事会は15ヵ国で構成されています。

常任理事国（5ヵ国）：
　アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国

非常任理事国（10ヵ国）：
　非常任理事国の任期は2年で1年に半数が改選されます。

日本は2010年末で非常任理事国の任期が終わります。2011年1月からはガボン、ナイジェリア、ブラジル、ボスニア・ヘルツェゴビナ、レバノンにインド、コロンビア、ドイツ、ポルトガル、南アフリカ共和国が加わります。

常任理事会は拒否権があります！ただの勝ち組の特権ということだけではありません。第1次世界大戦後に国際連盟は言い出しっぺの大国アメリカが不参加で戦争への抑止力がありませんでした。

大国が参加するメリットを作ったからです。これも世界大戦を抑止するためです。

延坪島砲撃事件は安保理（安全保障理事会）で話し合われません！議題に上げるには国や総会などから提案が必要ですが当事者の韓国でさえ提案するつもりはありません。

2010年3月26日の哨戒艦沈没事件の際に拒否権のあるロシア、中国の反対で制裁決議に導けませんでした。だから、韓国は米国と組み演習をすることで北朝鮮、中国へプレッシャーを与えています。

国連とは成熟された組織ではありません。そして、世界のパワーバランスは理不尽を生み出します。理不尽な世界で日本がどれだけの高いパフォーマンスを出せるかが課題です。

ほいじゃ