松山 道後温泉~ぎやまんの庭ミュージアム
松山城で城下の眺めを満喫した後は 市電で道後温泉駅にむかいました
道後温泉駅は木造の可愛い建物でした
駅前にあるカラクリ時計
隣には放生園の足湯があり 皆さん気軽に靴を脱いで足を浸していました
駅前から 道後温泉本館までは アーケードが続いていて
雨が降っても安心です
アーケードを抜けると正面に見えたのが 道後温泉本館
やはり 建物には貫禄があります
屋根の上の振鷺閣には 赤いガラスが見えました
日が落ちてから どのような色で闇に浮かぶのか楽しみです
本館のまわりには ガス燈がたっていて 雰囲気満点です
温泉はあとでのお楽しみ まずは ぎやまんの庭ガラスミュージアムへ
http://www.dogo-giyaman.jp/museum/index.html
わたしは「ぎやまん」という言葉を初めてしりました
※ぎやまんとは (HPより)
金剛石を意味する、オランダ語のDiamant(ディアマント)、ポルトガル語のDiamante(ディアマンテ)が語源。金剛石をガラス切りに使用したことから、特にカットガラスや無色のガラス、厚みのあるガラスを示します。
入場料はおとな 1,000円でした
閉館が近づいていたので ほとんど人がいませんでしたが
貸切状態で堪能することができました
とても立派な美術館です
ガラスの展示品ひとつひとつに解説がついていたため
大変わかりやすくて素晴らしい展示でした
建物は3階建てになっていて
1階は江戸時代のガラス(常設展示)
2階・3階 明治・大正時代のガラス(企画展示)
のように展示されています
今となっては 色のついたガラスのほうが見かけなくなりましたが
技術が未熟な時代は、無色ガラス、板ガラス、厚いガラスを作るのが難しかったとのこと
厚いガラスは 熱を冷ます技術が未熟で 均一に冷やすことができず割れてしまったのだそうです
日本での板ガラスの製造に成功したのは明治の終わり頃だとか
また 薄い緑色のガラスなどは 無色化に失敗したもので
全部ガラスでできた虫籠とか めずらしいものがたくさん展示されていました
※びいどろとは (HPより)
ポルトガル語のVidro(ヴィードロ)に語源を持つ、江戸時代の薄い吹きガラスのこと。無色のガラスを作ることが出来なかった時代に作られた素朴で繊細な有色のガラス製品を示します。
あまりの素晴らしさにガラスケースにかじりついて眺めた大鉢
ほしいーーー!!
これは 実物をぜひ見て欲しいとおもいます
赤色被せ藤文大鉢(明治~大正時代)
「藤の模様を工芸的な意匠にまとめ、巧みにカットを施した鉢です。
透明ガラスの上に白・赤の順で色ガラスを被せています。」 (解説より)
私が訪れたとき ちょうど道後温泉本館から発見された板ガラスも
展示されていました
http://www.dogo-giyaman.jp/blog/index.php?e=376
これが 光の加減でとても熱のある表情で ガラスでこんな表現が
できるのだなぁと 感激しました
光の動きで刻々と変化する様子を またもう一度見たいです
美術館の係りのおじさんと色々お話しすることができました
松山の人は 皆さんやさしい・・・
珍しいガラスの展示品の見かたなど伺うことができてラッキーでした
もっと時間をかけて見たかったのですが カフェでまっている人がいるので
すこし急ぎます
美術館からミュージアムショップへ行き グラスを買いました
ショップの入り口には大きなシャンデリアが!
しかも一つだけじゃないのです
これだけでも見ることができてよかったです
きらめく光と鏡の部屋
物語の世界に飛び込んだようです


















