企画展 美術の遊びとこころ「旅」 @三井記念美術館 | さるすべり日記

企画展 美術の遊びとこころ「旅」 @三井記念美術館

三井記念美術館 に行ってきました!



サーチ 企画展 美術の遊びとこころ 「旅」  ~国宝「一遍聖絵」から参詣図・名所絵、西行・芭蕉の旅まで~


「旅」をテーマに、先人が「旅」のなかで培ってきた日本の文化と「旅」に寄せてきた様々な思いを、

「小さな旅」、

「霊場と名所への旅」、

「イメージへの旅-詩歌と文芸-」、

「鳥の目の旅-上空からの視点-」、

「大日本五道中図から海外へ」

の5つの小テーマに分け、絵画・書跡・工芸品の名品・優品約60点で紹介いたします。

みどころは、時宗開祖一遍上人の生涯を描いた絵巻、国宝「一遍聖絵」、

藤原定家が後鳥羽上皇の熊野詣に随行した際の記録、国宝「熊野御幸記」をはじめ、

中世の富士参詣を描く重要文化財「富士曼荼羅図」や

伊勢神宮への参詣を描いた「伊勢参詣曼荼羅」、

歌僧西行の行状を描いた狩野晴川院養信筆「西行物語絵巻」、

俳人松尾芭蕉筆の「旅路の画巻」、

江戸から長崎までの街道と航路を描いた金屏風「大日本五道中図」、

羊皮紙に描かれた重要文化財「日本航海図」など貴重な作品の数々です。

身近な小さな旅から世界の旅まで、7つの展示室を通し、

三井記念美術館所蔵の絵画、書跡、茶道具、工芸品のほか、

館外の所蔵者から貴重な作品をお借りし、約60点で展観いたします。

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三井記念美術館は 公募展などの会場とは違い

一部屋ごとに 空間の広さや内装・照明が異なり

部屋を進むたびに 新鮮な印象を受けます


展示室1・2の[小さな旅]では 日本図蒔絵印籠・東海道五十三次蒔絵印籠など

江戸・明治時代の職人のセンス・粋がちりばめられた小道具たちが出迎えてくれます
もう はじめの一歩で 高級感のある展示室で美術品を愛でる贅沢に

毎度静かに興奮しますね!
私が訪れた日は外国の方がたくさんいらっしゃいました
「旅」というテーマで様々な展示品を紹介しているので

わかりやすく 親しみのある展覧会でしたね
国宝が並ぶ展示室4は 「霊場と名所への旅」をテーマに

江戸時代を境に 旅のイメージが随分変わっていく様子を感じることが出来ました

展示室5は 伊藤若冲の「乗輿舟」(拓版画-白黒反転した作品)や

歌川広重の「東海道五十三次細見図会」などが面白かったです
前回の「漢字の姿(フォルム) 聴氷閣拓本名帖の全貌」の時もそうでしたが

会場の規模と展示品のバランスが丁度良く 展示室6の解説も丁寧で

毎回大満足です!!

何度も来たくなる美術館ですね
暗い廊下を抜けると 広めの展示室7に入ります

今回は 大きな屏風が圧巻でした

ぱあっと部屋が明るくなり 館所蔵の作品群に

あらためて恐れ入りましたといったかんじです

展示は30日まで


かえりに マンダリンホテル1Fのショップでデニッシュ  を買って帰りました

とてもおいしかったです!

また美術館にきたときは是非是非立ち寄りしたいとおもいます音譜