マグネットだけの入手が出来ないので、次の段階へ進みましょう。

次の段階と言うと、マグネットを含む最小の単位です。
って事は、マグネットのくっついている胴(筒)の部分ですね。

もちろん、何度も言いますがBETAからはASSYでしか入手できないので
他の車種用の物の中から使えそうなものを探すと言う事です。

まず互換性の有りそうなセルモーターを使っていそうな車種をピックアップして、
パーツリストから単体で入手できるのか調べてみます。

どうやって調べるか…



まずはセルモーターのお尻に刻印されている

《MITSUBA SM18 12V》

これを頼りに探してみます。

初め、モーターはそれぞれの車種専用とか言っておきながら
実は型番が一緒ならみんな同じでサクッとついちゃうんじゃないの?(^^♪
なんて期待していたんですが…
残念ながら同じSM18と言う型番でも全然形状の違うのがたくさんありましてですね、
やっぱりそれぞれの車種に合わせて作られてるんですね。(´・ω・)

なので、後はもう片っ端から画像で検索しました。
胴(筒)の内部の写真って言うのはほとんどないので、外観の写真での捜索です。
もうね、かなり原始的な方法での捜索。

手元のRR2Tのセルモーターの各部の寸法を測り、
胴の部分と蓋?やお尻側の蓋?の部分の比率を計算して
画像の中から同じようなものを探す。みたいな。

そこから何とか同じようなものをいくつか見つけ
今度はそのモーターが部品単位で入手できるのか調べてみたのですが
内部のブラシやネジ、シールなどは部品単位で手に入れられるのですが
BODYの部分に関しては部品番号がフラれていないんですね。

例えば…


いくつかの車種で調べてみましたが。どれもこんな感じでした。

ん~…(-_- )
やっぱりこの部品のみでの新品購入は無理そうです。



って事で、お次の段階です。

お次の段階は、同じ部品を使っているモーターを丸ごと買って
この部品だけをドナーとして移植する方法。

ただし、RR2Tのセルモーターを買うのと大差がないのでは意味がないので
部品だけ取り出す為に丸ごとを買っても格安で済むと言う事が条件です。

いくつかピックアップしたものの値段を片っ端から調べてみました。
国内、国外、新品、中古、メーカーから、個人から、オークションから…

色々な観点から、まず中古は除外しました。
くたびれているものを買って、すぐに同じような故障が再発しても意味がないですからね。

そして散々探して見比べて検討して、最終的にロックオンしたのが
ebayで出品されていたこいつ。



KTMの某年式某車種用の新品です。

写真で見る限り違う箇所は多々有りますが必要な胴の部分はどうも同じみたい。
よしっ!これに賭けてみましょ!( ・`д・´)

こいつは、米国のとある部品屋さんが出品していました。
KTM JAPANでも同じ物を購入出来ますが、国内でKTMから正規に購入した場合が\23.434。
BETAの半値以下ですね^^;

やっぱり販売台数の違いからなのか…
販売台数が多いと言う事は、部品メーカーへの発注数も多くなり
注文数が多ければ単価が下がるって事なのかな。

で、こいつを価格交渉して、僕は米国からの送料込みで
約$160で購入する事が出来ましたヽ(^o^)丿
約¥17.500くらいでしょうか。

必要な部品単体で考えるとちょいとお高い気もしますが、
バイクを走る状態まで直す値段と考えれば、
結果としてはかなりいい線で行けたと思っています。

ただ、届いたはいいけど胴(筒)のサイズが違ったとか
筒のサイズは一緒だけど内側についているマグネットのサイズが違って使えない
なんて事がない保証はないので、ポチってから届くまで不安に待っていたのでした…
(;・∀・)

つづく