今回、AISをキャンセルします。
AISとは・・・
<エア・インダクション・システム>
排出ガスに含まれる未燃焼ガスを再燃焼(酸化)させる機構で、
排出ガスの脈動を利用してエアクリーナーから新鮮な空気をマフラー部分に送りこみ、
ここでHCとCOの酸化を促進する仕組。
要は燃えきらないで排出されるガスをなくしましょー!と言う
環境の為には大変有効な機構なのですが
こいつがあるおかげで、アフターファイヤーが出るんですね。
今現在はノーマルマフラーなのでそれ程酷くは有りませんが
社外マフラーに換えるとそりゃもうパンパンパンパン五月蝿くなるらしい。
なので、マフラー交換をする時にはセットで行うカスタムなんです。
でもノーマルマフラーならまだやらんでもええじゃないかと思われるかもしれませんが
その通りw
じゃ、なんでやるかっつーと、外す事で出てくる部品を他で使いたいから。
このAISのキャンセルのもう一段階前にやろうと考えたのが「内圧コントロールバルブ」の装着。
内圧コントロールバルブとは・・・
このバルブをブリーザーパイプに割り込ませることで
クランク内を減圧維持してやりピストンのポンピングロスを減らすことによって
さまざまな効果をもたらすもの。
主な効果としては
・エンジンの吹け上がりが良くなる
・エンジンブレーキの効きが弱くなる
が挙げられています。
吹け上がりが良くなる事に関しては大歓迎。
エンジンブレーキの効きが弱くなる事に関しては、車種・乗り方・感覚によっては色々だと思いますが
WRRにとって、事、僕のフィーリングにおいては大歓迎です。
結構きついんですよね。
エンジンブレーキが良く効く事は、時と場合によってはありがたくない事もあるんです。
滑りやすい路面の時とか。
林道を走っている時なんか、いつもいつも余裕があるわけではないので
シフトダウン時にしっかり回転数を合わせないとエンブレがガツン!と効き過ぎてしまい
ズザザザザッ!とグリップを失って・・・と言う事が時々有ります。
あと、ある程度、中高回転を維持している時のアクセルの開閉によるギクシャク感も乗り辛い(> <)
(これはファイナルのショート化に拠る所が大きいのかな?)
これを軽減できるとあっては、放っておく手はござんせん。
WRRのカスタムについて調べると必ずと言っていいほど挙がってくる定番カスタムなので
調べるのは簡単です。
N●Gというメーカーから商品として出ていますが、¥18900と少々お高め。
いや、かなり高い(> <)
さすがにこの金額は…と思っていると、KTMに純正装備されているそうでそれが手に入るとの事。
実際はこちらを装着されている方の方が多いようです。
調べてみると\3000台半ばくらいの価格。
うん、これならGOでしょ!^^
さて、取り付けは先にも書いた通りブローバイに割り込ませます。
なるべくエンジンに近い方が効果は高いようですが、WRはエアクリ直近が定番のようです。
ここでAISキャンセルが関係してくるのですが・・・
調べてみると、WRRのブローバイホースは異径加工されているのです。
ホース内径が、エンジン側が9.5mmなのに対してエアクリ側が12.5mm。
よく見てみるとホースのエアクリに結合させる部分のみが、内径が広がるように加工されています。
という事はぶった切ってもほとんどの部分の内径が9.5mm。
それに対してバルブの取り付け部の外形が14.5mmなのでどう考えてもつきません。
ホースを途中でぶった切って装着すれば簡単な事と思っていたのですが
そうもいかないようですね^^;
(異径加工されている部分は、ぶった切ってもバルブ取り付けが出来るほどの長さがありません)
ところがギッチョン、AISの中で使われているホースに丁度良いホースがあるのですよ。
これを流用するのが常套手段なんですね。
色々な方のブログを見ていると、この方法を取っている方が非常に多いんです。
ただ・・・
マフラー交換
↓
アフターファイヤー対処の為AISキャンセル
↓
内圧コントロールバルブ取り付け
↓
異径ホースに困るが、AISキャンセル時に外したちょうど良いホースが余っているのでそれを使う
という順序の方が多いのでホースが手元にあるのですが、
社外マフラーに交換していない僕はそれ程アフターファイヤーには困っておらず
AISもキャンセルしていないのでそのホースがありません。
初めはこの純正のホースを取り寄せ購入して・・・と考えていたのですが
何れマフラーを交換する時に出て来るパーツだし
今AISをキャンセルしても、効果が無いとしても逆効果でもないなら今やっちまおうと。
さすれば、無駄なパーツを買わなくて済む、と。
ちなみに、AISキャンセルキットは某!オクで1K円前後で購入可能です。
なので、今回AISをキャンセルしてホースを捻出したのです。。。
そして、それに併せて吸気もいじってしまう予定です。
WRR/Xは、騒音・排ガス規制をクリアする為高回転になると吸気を絞ってしまうんです。
そいつを解除してしまいましょうと言う事です。
これもマフラー交換後と考えていたのですが、ノーマルマフラーでも十分効果が出るようなので
このタイミングにやってしまいます。
と言う事で、近々AISキャンセル・エアクリボックス加工・内圧コントロールバルブ装着を行う予定です。
効果の程がわかり辛いので、AISキャンセル・エアクリボックス加工と内圧コントロールバルブ装着
は切り分けて行う予定です。