2010年01月28日 激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ
歴史的な住宅不況ですから、無駄な経費は切り詰めるしかないというのが本音です。で、今日も住宅低迷のニュースがでています。
1963年からの新築住宅販売戸数(季節調整前)の推移グラフ。住宅バブル崩壊から線グラフが急降下している。2009年の販売戸数が最低レベルであるかがわかる。
⇒商務省が27日発表した2009年の新築住宅販売戸数(季節調整前)は、前年の48.5万戸から22.9%減少し37.4万戸となり過去最低となりました。ちなみに住宅バブル時と比較すると、新築住宅販売戸数は2003年が108.6万戸、04年が120.3万戸、ピークとなった05年は128.3万戸となり、06年は105.1万戸と100万台となっていました。で、07年が77.6万戸となり、08年は48.5万戸に落ちています。昨年はピーク時の3分の1以下となる37万戸です。30万台の数字は1963年からの資料をみてもありません。戦後最悪の失業率を記録した1982年でさえも41.2万戸ですから、いかに新築が売れなかったのかがわかります。理由は金融危機で銀行がお金を貸さなかったことと、差し押さえの急増です。
[ワシントン 28日 ロイター] オバマ米大統領が27日に上下両院合同会議で行った初の一般教書演説に対し、民主、共和両党議員は冷ややかな反応を示している。
オバマ大統領は演説で、雇用創出、財政赤字削減、医療保険改革について超党派の取り組みを訴えた。
一部国内向け政府プログラムの歳出の伸びを3年間凍結する計画については、演説が始まる前から与党民主党内で足並みが乱れが出た。
ペロシ下院議長はワシントンの出版社ポリティコとのインタビューで「誰もが犠牲を払わなければならない」と語り、下院が歳出凍結計画を可決するかどうか懐疑的な見方を示した。
共和党のグラハム上院議員は、医療保険改革法案やエネルギー関連法案などについて「理念上、深刻な相違がある」と指摘。「深刻な問題について共通点を見出すため、できるだけのことはするつもりだ。ただ、必要なときはノーと言う姿勢であることに変わりない」と述べた。
共和党のカンター下院議員は、オバマ大統領が提唱した財政赤字削減策を検討する委員会設置案について「支出をやめさえすれば赤字は減る」と酷評した。
民主党は、今月19日にマサチューセッツ州で実施された連邦上院議員補欠選挙で敗北し安定多数を失い、大統領の内政の最優先課題の達成が危ぶまれる状況となった。民主党内では、11月の中間選挙での苦戦を懸念する声もでている。
オバマ大統領は行動を訴え、民主党には失望しないよう呼びかけた。下院歳入委員会の有力メンバー、共和党のキャンプ議員は「超党派精神という話は前も聞いたが、医療保険改革をめぐっても雇用対策でも、それが発揮されることはなかった」としたうえで「米国民は明らかに、われわれに協力を求めている」と述べた。
アナリストは、先行きは多難と予想している。
ワシントン・エクスチェンジのイーサン・シーガル氏は「とりあえず見通しは不透明で険しい」と述べた。
12月米失業率、悪化した州が前月の約3倍-米景気回復に暗雲
2010年01月23日 IB TIMS
米国50州での12月失業率は、43州で悪化し、全州の86%で失業率が上昇した。前月にはわずか14州が悪化もしくは横ばいと発表していたことに比べ、12月には大幅に悪化したことが明らかになった。
ニュージャージー州では33年ぶりの高水準である10.1%を記録した。またニューヨーク州では26年ぶりの高水準である9%となった。
ムーディーズのEconomy.comで取締役を務めるSophia Koropeckyj氏はAP通信で、「(11月に)雇用者を増やした多くの州は、12月にはその人員増をやめた」と分析している。
特にレストランやホテルなど娯楽部門の雇用者数が減少。米景気の約7割を占める民間消費が、娯楽分野にはいまだ厳しい状況にあることが意識された。
歴史的な住宅不況ですから、無駄な経費は切り詰めるしかない・・・
日本も、このままだと、心配ですよね・・