ロードバイクに初めて購入されるお客様にもビンディングペダルの優位性と安全性を説明しておススメするようにしています。
ロードバイクのスピードに慣れるまでの間、とりあえずスニーカーでも乗れるペダルを付けるお客様も多いのは事実です。
ロードバイクを普段使いの通勤や通学に使われる人もビンディングではないフラットペダルを選択されることがあります。
問題なのはロードバイクに似合うフラットペダルが中々無いのです。
お客様に何をおススメしたら良いのか10年近く悩みの種でした。
今まで様々なフラットペダルを大量にお客様へ販売してきましたが「コレ良い!」と思ったフラットペダルは2種類ぐらいしかありませんでした。
そのペダルをご紹介します。
「VP 196 ペダル」
このペダルに巡り合うまでも長い時間がかかりました。数年前、輸入していた業者さんが一時期、日本国内からなくなり、完成車メーカーに頼んで台湾から直接輸入してもらうぐらいお気に入りのペダルでした。ペダルの大きさは普通ですが、踏み面が薄くて、重量が軽く、一番はベアリングの回転が素晴らしく滑らかなところが良かったのです。只、何故か近年になって、ペダルの仕上げと、ベアリングの回転がイマイチになってきたのが残念です。
「DIXNA W ロードペダル」
多分今でも人気のあるロードバイクの定番ペダルだと思います。丸みを帯びて少し小さ目のデザインが目立ち過ぎなくてロードバイクに良く似合います。アルミ製の軽量ボディーでカラーリングも豊富のお洒落な感じのペダルです。只、真剣にロードバイクを乗るのでしたらボディーが小さく、足底に引っかかるギザがないので踏み外しやすいことがわかってからは、積極的にはあまりおすすめしませんでした。
「WELLGO C16 CNC ロードペダル」
アルミ削りだしの軽量アルミボディーにシールドベアリング仕様のペダルです。コンパクトなデザインでロードバイクにも似合います。高級感が少しあるので値段が高いロードバイクに付けても違和感がありません。とりあえずロードバイクに付けるのでしたら問題はありませんが、このペダルも踏み面が小さく、引っかかりが少ないので、足底のホールド感は良くありません。また削りだしの面が鋭く、乾燥時期には手や足に傷がつきやすいです。
「MKS SYLVAL TOURING ペダル」
オーソドックスなツーリングペダルが踏み外しにくくて安全なのです。国産メーカー「三ヶ島」(ミカシマ)のシルバンツーリングペダルは定番中の定番ペダルで、ペダル外側のケージが大きく足底のホールド感も良いです。両面踏みペダルですから、気楽に使えます。限定カラー等カラーも豊富です。只、少し大きく存在感がありすぎて、ロードバイクにはあまりおススメしてきませんでした。
「MKS SYLBAN STREAM ペダル」
シルバンツーリングを少しだけ小ぶりにしたデザインのシルバンストリームペダルが今のお気に入りです。シルバンツーリングが94x63mm、シルバンストリームが79x61mmと一回り小さいのです。カラーはシルバーとブラックがあります。ペダルの存在感を主張しすぎていなくてロードバイクに似合います。カタチもシルバンツーリングと同じで扱いやすいです。ベアリングの回転については素晴らしくとは言えませんが踏みやすさとデザインが良いのでロードバイクにとりあえず使うのであれば許せます。
20年近く見てきましたが、結局は手頃な価格でロードバイクに似合うコレッ!というぺダルは「VP196」と「SYLVAN STREAM」しかありませんでした。