飛行機で輪行するならOS-500トラベルバッグ | CozyBicycleのブログ

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兵庫県川西市のスポーツバイク専門店です。

以前働いていた店の常連さんで毎月飛行機で輪行される人がおられました。

初めてロードバイクを飛行機に持ち込むと相談されたとき急で時間がなかったので、とりあえずオーストリッチのトラベルバッグ「OS-500」を購入していただきました。



オーストリッチ OS-500 トラべルバッグ

OSTRICH(オーストリッチ)のOS-500 トラベルバッグ。

バッグの内側に厚手のウレタンがクッション材となり、自転車を守ります。


オーストリッチ OS-500 トラべルバッグ 未使用時

バッグを使わないときは三折できます。


そのお客様に自転車の「ばらし方」や「つめ方」を一通り説明して実際に何ヶ月か使用された後、「調子が悪くなった」と点検に持ってこられるようになりました。


オーストリッチ エアーエンドプロテクター
初めは、ディレラーハンガーが曲がったり、リアディレラーのシフトアウターの付け根が折れたり、と輪行で良くありがちな症状なので、点検に来られる度にエンド交換やワイヤー交換をしていました。


徐々に修理で来られる頻度が輪行毎になるくらい多くなったので、ディレラーハンガーが曲りは「エアーエンドプロテクター」で何とかなくなりましたが、「リアディレラーのシフトアウターの付け根の折れ」は解消しないのです。

オーストリッチ OS-500 トラべルバッグ 入れ方

元々最近のロードバイクはリアディレラーのシフトアウターを長めに取らないとインデックスがズレたり下り変速が遅くなったりと変速性能が悪くなります。


これらの理由でどうしても、リアディレラーのシフトアウターを長めに取る必要があり、輪行時に外側からの圧力がかかるとアウターの付け根が折れやすいのです。


段ボール等でBOX形状にしたものを袋内側につけたりしましたが効果はあまりありませんでした。


最終手段は苦肉の策としてエンドからリアディレラーを外して(ワイヤーを通したまま)、リアディレラーをクッション材にくるみ、チェーンステイに吊るす、という方法で何とか問題なくなりました。


オーストリッチ OS-1000 トラべルバッグ
現在では、ハードケースの「OS-1000」を購入していただいているので安心しています。


ちなみに、オーストリッチがサポートしているブリジストンアンカーの使っている「OS-500」は特注品です。

海外選手が乗るロードバイクのフレームサイズが大きいので、既製品ではきついらしく、高さが大きくとってあるらしいです。


それができるのであればリアディレラーのアウターが外部からの圧力に押されないように「長さも多くとって下さい」とお願いしたら「今の長さが飛行機に載せてもらえる最大値」と残念な答えでした。


尚、「OS-1000 トラベルバッグ」は完全受注生産品で、オーダーが入ってから使う部材をメーカーが用意し始めます。

今まで何個か注文をしましたが、納期は大体4~6ヶ月程度かかっています。上手くいけばもう少し早くなるかもです。