#2001.『ノー・マンズ・ランド』 | 名人塾2

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音楽、映画、旅行・観光、グルメ、そして時代考証。過去・現代のあらゆる事象をあらゆる出典を紐解き、多角的角度から見つめます。
スポーツ全般(特に野球)、バンド(リードギター編曲も)に興じ、ブログを書くことやホームページなどのプログラム作りが趣味です。














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アカデミー賞(Wikipedia)








『ノー・マンズ・ランド』(No Man's Land)(2001年)

外国語映画賞(ボスニア&ヘルツェゴビナ)



監督

ダニス・タノヴィッチ



主なキャスト

ブランコ・ジュリッチ, レネ・ビトラヤツ, フイリプ・ショヴァゴヴイツチ, カトリン・カートリッジ, サイモン・カロウ



ストーリー

1993年、ボスニア紛争のまっただ中。ボスニア軍とセルビア軍の中間地点の塹壕、“ノー・マンズ・ランド"。ボスニア軍の兵士チキは自陣地へ向かう途中、誤ってセルビア軍陣地に足を踏み入れてしまう。
負傷しながらも塹壕に逃げ込むチキ。そこにセルビア軍のベテラン兵士とレニがいた。彼らは男の死体下に対人用地雷を設置。ちょうど設置が終わったところにチキがやってきて、二人を銃撃。ベテラン兵は死亡、レニは負傷した。そのとき、死体だと思われていた男が目を覚ます。
彼はまだ生きていたのだ。しかし彼の下には強力な地雷が! 彼を動かすわけにはいかない。彼がちょっとでも動けば、「どかーん! 」。
仕方がなく、この状況を脱するために、チキとレニは協力をするのだが・・・。



レビュー

●色々な国の人々が入り込み、言葉の壁があらゆる場面に立ちふさがったり、地雷処理に来たドイツ兵が道具を几帳面にセットしたりと細かいネタも利いている。
面倒な事態を握りつぶそうとする国連のトップ、
真実を伝えたいといいながらも視聴率と功名心が捨てきれないマスコミ、
しゃべってみればいい奴じゃないかと言いながらもあげた手を互いに下ろすことの出来ない当事者達。
我々も含めて見ていることしか出来ない者にとってはあくまで他人事だ。
なのに、どの台詞も、今日もどこかで話されている、どこかで聞いたことのあるものばかりのような気がしてくる。
舞台演劇を思わせるような緊張感と笑いを醸しだす、あまりに巧みな脚本に加え、淡々とした演出も胸に響く。
若干フランス寄りの脚本になってるのだが、ベルギーなどが制作の主体のようなので、仕方のないところか。
笑えて、むごく、切ない傑作映画。ハッピーな気分にはなれないけれど、映画を見た満足感が十二分に得られる。



出典:Amazon.co.jp



★コメント

○平和ボケしている日本人。良い映画を観て、世界の実情を知るべきです。