あっという間に3月、カウンセラー試験から1か月が経ち、那覇市内のカフェではもう冷房が入っているほど。皆さんに届いた結果通知書の温度はいかがだったでしょうか?

 

さて、今回の試験で思いどおりに行かなかった方の中には「どうせ始めからダメって分かってたから平気さ。」っていう人がいるかもしれませんが、へこむ時は素直にへこんで抑圧しないことも大切です。防衛機制は自我による現実検討機能を鈍らせてしまいます。

現実検討機能が弱まると、今後は「不合格だった自分はきっとカウンセラーには向いてないんだ。」と現実の認知に歪みが生じます。でもよく考えれば、択一試験と短い実技で人の職業適性なんて分かるはずがありません。当日の試験運があまりにも悪かったか、多少の努力不足のいずれかが原因だと悟って認知の歪みを直せば、行動が変わり来年の合否結果も変わると考えるのが良さそうです。

 

そうは言っても、試験に合格できずに失ってしまった自信を、実際にはどうやって取り戻せばよいのでしょうか。

このとき試験に受からなかった自分自身に目を向けると、自己効力感の源泉の一つである「達成体験」が得られなかったのですから、自信をなくすのはとても自然なこと。

でも、学科と実技の両方受験の場合の総合合格率は約30%なのですから、他の受験者に目を向ければ周りの7割が合格できていないのです。このように両方受験の大半が受からないという「代理体験」を通じて超難関試験だったんだと認知することが自信の取り戻しにつながるのです。

 

編 集 後 記

ジーニーが合格率にこだわってきた二つ目の理由はこの代理体験にあったのですが、実は大学浪人を続けている夢を今でも見るほど小心者。

試験に失敗した受験者に「言語的説得」を使って「きっと来年は大丈夫だよ。」などと言っても余計に傷つけるか腹を立てさせるだけで自己効力感は上がりません。でも、お酒パワーを借りて「生理的情緒的高揚」で気分を盛り上げるっていうのは十分にありだと思います。

 

本日のお言葉

ヤケ酒ならいつでもお付き合いさせていただきます。 (ジーニー)