じゃくそんマイコー。


たぶん今頃、天国から言ってんじゃねえかなぁ。
「みんなズルいよー!」って。
「さんざボクのことヘンタイ言ってたクセにー!」って。
何だかこうも盛り上がっちゃってるのを見れば見るほど
俺は反省しつつも、ま、反省があってのことだけど
「この盛り上がりには乗っかっちゃダメだよな」
って思っちゃう。
整形やら性的ナントカばかりフォーカスされて
されて俺も「キモっ」って思ってたし。
日頃、マスコミの偏向報道にウンザリしてるクセに
ちょっと自分の関心の無いトコの話(マイコーのかっこよさは
認めるも当時から音楽的に趣味じゃなかった)になると
俺だって考えたり情報収集とかすることなしに「キモっ」って
片付けちゃってたわけで人のこたぁ言えない。

ちょっと話がかわるけど、夕べ、会社で歓迎会があって
気を良くしたからか社長が珍しく二次会は俺に任せろ的行動に出て
六本木の「ものまねバー」と「マジックバー」に
東京オフィスのメンバー全員を連れてってくれた。
社長はすでに何度もココを使ってて時々話には出ていたけど
俺は初めて行った。
今日は「ものまねバー」の方の話。
社長が絶賛するだけあって、なるほどショーは
よくできていた。密度があって魅せる見せる。
ノンストップで40分くらいだったかな?1回のショーが。
で、1人で何役もこなす芸達者な人がショーの中心になるんだけど
中には「コレしかできない」「コレ1本で食ってます」
って人も混ざってる。
矢沢とか聖子とかね。そんな一人にマイコーな人がいてさ。
その人が出てくる時に演出で
あの映画「THIS IS IT」の一部と思わしき映像が
ステージ脇にあるモニターに映し出されたわけさ。
この演出だけで「次はマイコーが登場!」ってことが
伝わるってぇ寸法だ。

俺は、あの映画が急遽作られたってことも
何だか腹が立ったんよ。「もうええやんか」って。
「みんなマイケルで十分儲けたやんか」って。
「いくらPOPスターだからって
 死んだコトでも商売すんのよしなよ」って。
だから封切りされた時も「…ったくぅ」って気分だったんだけど
ま、そんなワケで話は夕べのことに戻るけどさ。
その「マイケルそっくりさん」は、
「THIS IS IT」で登場し「Beet it」を歌い踊ったワケなんだが
俺、それ見てさ、何か急に冷めちゃって。

「この人、いくつになるまで(あと何年)
 マイケルのそっくりさんで食ってくつもりなんだろう」って。
1ステージでいくら稼げるもんなのか知らないけど
こーゆー商売ってどうなんだろうなぁって
大きなお世話なことをしばし考えちゃったのだった。
いやぁ、骨格は似てるかもしれないけど
多くはメイクと髪型だろうしね。
帽子&サングラス着用だから、どこまでホントに似ているのか
俺は知らないけどさ。

ファンもマスコミも業界も
いいだけ「使い切った」「使い切られた」わけで
あとはもう、ホントのファンに返してやろうや。
そう思ったんだ。


ものまねショー観ながら(w