2007年〜2008年3月の日記です。

coto moto caは2008年4月に南房総の館山に移転しました。

2008年4月からは下記のアドレスへとブログも引越ししました。
よろしくお願い致します。


http://cotomotoca.exblog.jp/


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お別れの桜

今日は娘にとって、東京の保育園の最後の日。

よく晴れた朝、自転車にのって渡った新中川。
いろんなことが思い出される・・・

出かける準備が遅くて叱り、喧嘩しながら渡った日。
お互いだんまり不機嫌で渡った日。
陽気に歌を歌いながら渡った日。
ママと一緒がいいよ～と泣きながら渡った日。
雨の中、かっぱを着てビショビショになりながら渡った日。
寒くて鼻が真っ赤になりながら渡った日。
きれいだね～って夕日を眺めて渡った日。

そして、「春だね～。」って桜を眺めて渡った最後の日。

「みんな、ともだち～。ずっとずっとともだち～。
おとな～になっても～、ずっとともだち～！」って陽気に歌う。

「大丈夫、つながってるから！」
娘はそう言った。

ブルーベリーの小さな苗を、保育園に植えてもらおうと
自転車の前かごに入れて運んだ。
「みんなに食べてもらおうね～！」
そう言って、娘は嬉しそうにしていた。

子供って本当に素晴らしいな！って心が熱くなった。

そして、夕方・・・本当にお別れ。
お迎えにいくと、
子供達がみんなで輪になって娘を囲んでくれた。
そして、みんな笑顔で送ってくれた。
・・・もう、涙がとまらない・・・
「ママ、どうしてないてるの？」と娘は不思議そうに私の顔を覗き込んだ。

どんなに感謝の言葉を並べても、
薄っぺらに感じて、ただただ何度も頭を下げるだけで精一杯だった。

ブルーベリーは土に植わり、
私にいってらっしゃいと言っているようだった。

ありがとう！みんな。
ありがとう、先生。

さようなら、みんな。
さようなら、先生。

本当に、ありがとう。

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Live for trip on the table

旅を終え、家路へと向かう心は切なさを抱え、
体中に豊かな温かいものをゆっくりと味わいはじめています。

3月22日、三日間湿り気を含んだ陽気は去り、
ようやく春らしい日となった。
そして、夕闇が覆いきった時刻、ゆっくりと音が開かれる。

・・・Live for trip on the table

萬年さんのスチールパンと太田さんのバスクラリネット。

木漏れ日のようなスチールパンのキラキラとした音色。
雨音のひとつひとつのようにも感じる。
そして、ゆっくりとのび、位置を変えていく影のようなバスクラリネット。
あぁ・・・なんて美しいのだろう。

AOKI,hayatoさんのギターソロ。

空気があることを意識できるかのようなギターの音。
私の呼吸までもその一部になるかのような。
通りを過ぎる人々の声、車の音、近づいてくる足音・・・
それらすべてが彼のギターによって繋がってゆく。

そんな大好きな青木さんから素敵な言葉をいただいた。
「植物も夜はひっそりしていて、その静けさに時々はっとします。
というわけで、ライブ中、薄闇に照らされた内山さんの器も、
またよかったのです。」

tico moon さんのアイリッシュハープとギター。

ユカさんの美しい指、舞のようなその奏には魔法にかけられます。
弦の放った音は遠くにまでのびるようで、
戻ってきてはギターの弦と入り交じり、
脳みそを水に浮かべたような感じです。


私はなんと贅沢なことをさせていただいたことでしょう！
大好きな音に囲まれ、本当に気持ちがよかった！
皆さん、本当にありがとうございました。
そして、それを共有してくださった方々、心から感謝します。
ありがとう！

翌朝、日に照らせれた器たちはいい空気を放っていました。

足をお運びくださった皆様、
本当にありがとうございました。

FALL展示風景

雨がぱらつく展示初日。
足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございます。

今日も一日雨模様・・・私はどうも雨女です。

雨も景色の一部。
風情を味わいたいものですね。

今日も会場でお待ちしております。

食卓の上の小旅行

慌ただしく３月を過ごしているうちに、
季節はすっかり春になりました。
道端のイヌフグリの淡いブルーに心が癒されます。
河川敷はみるみるとグリーンに変わりました。
どこからともなく花の香りが漂います。
春は本当に嬉しいものですね！

「食卓の上の小旅行」
そう名付けた展示を、明日より西荻窪FALLにて開きます。

日常の中にも、ふとよぎる風・・・
心はどこかへと旅に出る。

昨日、セッティングに行ってきました。
写真を撮るのをうっかり忘れてしまって残念。
枝や苔玉を使ってディスプレーしました。
明日、写真をアップします。

２２日には演奏会も開きます。
スティールパンやアイリッシュハープ、
情緒あるギターの音色はきっと心を旅に誘ってくれるはず。
私自身、とても楽しみです。

そして、そこにはどんな風が吹く？

皆様のお越しをお持ちしています。
私はずっと会場におります。

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