今日は、ST(言語聴覚士)の専門学校時代の同級生と、飲みました。


職場について、STの仕事について、起業について・・・・。


私の大きすぎる夢に対し、現実的な助言・苦言、そして励まし。


ありがたいことです。本当に、本当に感謝です。


同業者だからわかる独立のリスクと限界。

そして、私の夢の矛盾点。


いろいろ、するどい指摘を受けました。


その中で一番、ガツンときたのは。


「社会参加のためのサロンをつくるっていうけど、患者さんの家族が失語を受け止めて、理解して協力的な人なら、重度の失語症の人だって、どんどん外に出てるよ!問題は、家族の中でも疎外感を感じている人なんでしょ?そういう人は、サロンが居場所にはなっても、家庭の中に居場所をつくることは、難しいよ。家庭復帰や社会復帰なんて難しいよ。サロンでコミュニケーションの自信をつけて、家庭や社会に居場所を見つけようっていうのは、無理だよ。だったら、サロンの目的を「自立支援や社会参加」にせずに、「居場所」だけでもいいんじゃないの?」


と、いうことば。


サロンにくることが、目的になる・・・・、それは、私の理想とは違うけれど。

確かに、確かに、家庭こそが一番の居場所、を忘れてはだめで。その家族に失語症のことを理解してもらう、家族と患者さんがうまくコミュニケーションが取れるようにサポートする。その方がはるかに大切なことです。


「それでも、複雑な事情で家族が受け止められない方々のためには、居場所(サロン)を提供する」


と、いうのが、まっとうじゃないか、という意見でした。



そうなんだな・・・、本当に患者さんが望むこと、が、まだまだ見えてないんだな、私は。


ちょっと、独立にばかり目がいって、見えていない部分が多すぎる。


まずは、起業や独立を離れて考えてみよう。

患者さんや家族が望むこと、そして私がやれること、私が満足できること、の一致点を探していかなきゃ。



ありがとう。ほんと、感謝です。