陰徳は耳鳴りのごとし | コスモ21鈴木のブログ

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心を楽にし、苦しまない人生を送るためのヒントを紹介するブログです。
人生楽ありゃ苦もあります。
でも、誰もが「苦しまない生き方」を求めています。
心の不安を取り除き、晴れ晴れとした人生を送る秘訣とは?

仏教の教えでは、私たちの考え、思うこと、言うこと、行うことのすべてが、業という貯金通帳に蓄えられるとしています。

いいことをすれば貯金通帳はプラスに、悪いことをすればマイナスされます。

とくに、人に知られずに行うよいことには、大きな利子がついて、その貯金も多くなり、その結果もたらされる幸福も大きくなると考えます。

そのため、禅では、人が気がつかないようなところで奉仕したり、功徳を施しなさいといいます。

このことを表している言葉が「陰徳は耳鳴りのごとし」です。

「陰徳」
とは、ひそかに行う善行です。
「耳鳴り」とは、自分だけがわかり、人にはわからないという意味です。

「耳鳴り」がしても、自分にはわかりますが、他人にはわかりませんよね。

誰かのためによいことをしたり、助けてあげたりしても、相手から感謝の言葉すらないことが往々にしてあるものです。

そんなとき、「あの恩知らず!」と言いたくもなりますが、それでは、徳を損なってしまいます。

そこはぐっと我慢して、「陰徳は耳鳴りのごとし」と唱えてみましょう。
発想の転換にもなりますし、私たち自身の運を好転させてくれます。