セミコロンの使い方 | Black Swan - 国際人養成所

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さー、このシリーズもかなり記事が増えて参りました。今回で4回目です。

前回香水と散々間違えられた「コロンの使い方」と比較して読んでいただければ、混同されやすい2つなのでさらにお役に立つと思います。

まず最初に重要なポイントですが、セミコロンの重要な使い方は以下の2つだけです。が、最初の方はピリオドで区切って別センテンスにするとか言い方を変えるとか逃げ道が必ずあるはずですので、迷ったら逃げてください。無理して使わなくても死にゃしません。(笑

クリップ2つの文を対比させる

コロンの「つまり、すなわち」の使い方と比べていただきたい部分ですが、セミコロンを使って2つの文を連結する場合、それぞれの関係性が非常に密接で、多くの場合「対比」させる形になっています。

Nothing stays the same; everything keeps changing.
Mary was pleased to hear the news; Tom was not.

逃げ道は簡単、すぐ次に書いてあるから対比だとわかるよね?という期待の下にピリオドで別センテンスにしてしまうか、「, and~」とか「, but~」と接続詞を使って繋げてしまうかしても全然OKです。

この使い方の範疇に入ると思いますが、「接続副詞」と呼ばれる、一見接続詞と勘違いされる単語で2つの文を繋げたい場合もセミコロンが使われます。

Bring your own food; otherwise, you'll end up paying $7 for a lousy slice of mediocre pizza.

この場合、セミコロンの代わりにカンマを使うことはできません。つまり、

Bring your own food, otherwise, you'll end up...

は間違いです。この間違いは非常に多く、ネイティブの受けるライティングの授業などでも頻繁に指摘されるところです。

他にも「however」「therefore」「in addition」「thus」なんかも接続副詞になるので気を付けましょう。これも接続副詞から先をピリオドで別の文とすることでも無問題です。

逆に、「and」や「but」などの接続詞の前にセミコロンを使うのはご法度です。

2つ目の文はIや固有名詞で始まらない限り小文字(lower case letter)で始めましょう。


クリップスーパーカンマ

この言い方、結構好きかも。にひひ
普通はカンマにするべき所だけど、「えーっ、もうすでにカンマ使われてるじゃん!」って時にカンマの更に上位の概念としてセミコロンが使えます。

I travelled to Brussels, Belgium; Amsterdam, the Netherlands; and Madrid, Spain.

このパターンでセミコロンにお目にかかるのは、3つ以上リストされている項目が上記の例のような「都市名+国名」の他に、「月日+年(July 4, 2010)」や「人名+肩書(Dr. Hamilton, Chairperson of the Comittee)」というケースが多いでしょう。

あと、やたらカンマが入った二つの文章を接続詞で結ぶ場合、わかりにくくなるのを避けるためにカンマの代わりにセミコロンを使うこともあります。この場合に限り、接続詞の前にセミコロンもありです。

Some people write with a word processor, typewriter, or a computer; but others, for different reasons, choose to write with a pen or pencil.

ただし、これであれば上記の「ピリオドで2つの文にする」という手が使えますね。


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