選手が奮い立つ栗村ブログ | COSMIC-TRY 2

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小室 雅成 OFFICIAL BLOG

他チームの事ではありますが、これは是非リスペクトしたいと思い

自分のレースの事よりも先に書くことにしました。


それは宇都宮ブリッツェン監督の栗村さんのブログの事。


いつもブログを拝読していると

選手の心の痛みのわかる良い監督だなぁ・・・と心が熱くなります。


昨日の栗村さんブログ



現在、骨折からの復帰の途中にある真理選手のブログを読んでいても

スタッフの暖かさを感じていました。


怪我をして最も苦しんでいるのは選手自身なわけで

そういったときにプレッシャーをかけるのではなく

むしろ逆に選手の立場に立って、選手が安心して復帰に向けて努力できるよう

物事を判断し、選手に言葉をかけているように見えます。



怪我や病気というのはスポーツ選手にとってはとても辛く

最も心細くなる不安要素である事は誰でも想像がつくことだと思うのですが

厳しいプロスポーツの世界では、そういったことが原因で

チームを解雇されてしまったりする事が時々ありますし

お金をもらう選手と、払うチームという「ビジネス」の観点からは

クールで致し方ない部分でもあるのかもしれません。


しかしそんな時、選手を信じて辛抱強く復帰を待っていると

たいがいその選手の心には火がつき、いずれ結果を出して恩返しをするものです。

スポーツの世界に限らず、「人」とはそういうものだと思います。


厳しい立場に追いやられて、その時助けてくれた人の事を思うと

普段自分の持っている力の何倍もの力が出る。

とりわけ「モチベーション」という、選手にとって最も大事な

最も根底的なエネルギーは、そういった人の思いやりから発生するとおもいます。



コーチや監督という仕事にはセンスが必要ですが

栗村監督だけでなく、廣瀬・柿沼両マネージャーも選手の痛みがわかる

センスのある人たち。


今は今シーズンのエースを担うが2人の選手が怪我をして

チーム的にはピンチだと思いますが、次の群馬では他の選手達が奮い立ち

怪我をした選手の分まで頑張るに違いありません。


レースになれば敵同士ですが、一刻も早い選手の復帰を祈るばかりです。

尊敬の念を持って現場への復帰を待っています。