follower | 『COSMIC☆COMEDY☆POCKET(RIGHT)』
「我慢してくれ!」
「嫌ですよ!何でこんな事を我慢しなきゃならないんですか!」
「私は課長で!君は平社員だろ!上司の命令が聞けないのか!」
「聞けませんよ!」
「なぜだ!駄々っ子だからか!君が幼少時代、駄々っ子だったからか!」
「幼少時代は、ほとんどの人が駄々っ子でしょ!普通、こんな無茶苦茶な命令、誰だって嫌がりますよ!」
「だったら君はなぜ!我が社に入ったんだ!」
「課長のハゲ方と同じようにハゲる為ではないですよ!絶対に!」
「違うじゃん。同じようにハゲろなんて言ってないじゃん。」
「えっ?違うんですか?なら、どう言う意味ですか?」
「私と同じヘアースタイルにしてくれって事じゃないか。」
「結果的に同じ事じゃないですか!人工的にハゲろって事じゃないですか!」
「まあね。」
「まあね、じゃないですよ!会社にいる時は、ああこの人、上司の命令で仕方なしに、人工的にハゲてるんだなって、回りは思ってくれるかもしれませんよ!けど、一歩会社を出たプライベートでの僕は、完全に変態じゃないですか!回りから変態扱いじゃないですか!」
「カツラを被ればいいではないか!」
「何で僕がだー!」