高校野球 春夏歴代優勝校の平均身長と平均体重を見てみる | コスメンディのブログ

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高校野球選手権大会(夏の甲子園)歴代優勝校の登録選手の平均身長と平均体重。
グラフ化するとこんな感じになります。

夏・平均身長&体重


この身長、体重の近似曲線を取ると、体重は85年から13年にかけて右肩上がりになります。
一方で身長はほぼ横一線となり、経年変化が少ないことがわかりました。

近年の食事面(栄養学)の進歩、打線の重視などで「優勝校の」体重には明らかな増加傾向があると思われます。




一方でこちらが選抜高校野球大会(春のセンバツ)歴代優勝校の登録選手の平均身長と平均体重。

個人的には春の方が圧倒的に低くなると思ってました。
特に平均体重。当然春から夏にかけて選手の体も大きくなりますので…


が…結果はそんなに変わらないことがわかりました。
グラフ化するとこんな感じになります。

春・平均身長&体重




春のセンバツの方が変動幅が大きいのはわかりますが、夏と比較してあまり差が無いということも同時に見て取れるのではないでしょうか?


85年~91年までは夏の甲子園優勝校が平均身長、平均体重ともずっと上回っていましたが、
それ以降、時々春のセンバツ優勝校が夏の優勝校を上回る数値を出すことも増えてきました。

春のセンバツ優勝校が上回るのは・・・


92年:帝京の平均体重(72.8kg) ※夏の西日本短大付は71.0kg
94年:智弁和歌山の平均体重(71.1kg) ※夏の佐賀商は69.1kg
97年:天理の平均身長(177.9cm)と平均体重(73.9kg) ※夏の智弁和歌山は身長175.4cm、体重72.3kg
98年:横浜の平均身長(178.1cm)と平均体重(72.3kg) ※夏の横浜は身長177.1cm、体重71.4kg
02年:報徳学園の平均身長(176.2cm)と平均体重(72.8kg) ※夏の明徳義塾は身長173.2cm、体重68.3kg
05年:愛工大名電の平均身長(178.1cm)と平均体重(75.1kg) ※夏の駒大苫小牧は身長174.0cm、体重70.3kg
06年:横浜の平均身長(177.4cm)と平均体重(73.6kg) ※夏の早稲田実は身長177.1cm、体重71.2kg
07年:常葉菊川の平均身長(175.2cm)と平均体重(74.1kg) ※夏の佐賀北は身長171.9cm、体重67.8kg


(備考)
この間、春夏連覇を達成している高校が4校。
87年のPL学園、10年の興南、12年の大阪桐蔭と春から夏に平均身長・平均体重とも増加しているが、98年の横浜は身長・体重とも減少。
登録メンバーの変更などもあっただろうが、ちょっと面白かった。
もしかしたらサバ読みかもしれないし(笑)


87年:PL学園(身長)177.1 ⇒ 177.2 (体重)70.5 ⇒ 72.6
98年:横浜 (身長)178.1 ⇒ 177.1 (体重)72.3 ⇒ 71.4
10年:興南 (身長)172.4 ⇒ 173.1 (体重)68.7 ⇒ 69.1
12年:大阪桐蔭(身長)176.8 ⇒ 177.2 (体重)75.4 ⇒ 75.8




ここで特に強調したいのは春のセンバツ優勝校に見える平均体重の増加傾向です。
夏のグラフと同様に近似曲線を描くと身長、体重とも右肩上がりに上昇します。

85年から5年ごとに身長・体重それぞれの平均を取って春(赤線で表示)と夏(緑戦で表示)で重ねてみると下のようになります。

身長5年推移


体重5年推移



身長、体重とも赤線の右肩上がりが大きいのが見て取れます。
身長、体重とも夏の優勝校の平均値に春の優勝校の平均値が迫っているようにも見えます。


以前は「春は投手力」なんて言ったものですが、直近のセンバツ大会でも打力が良いチームが上位に来る傾向が高まっているように感じます。

「体重が重い=打力が良い」わけではないですが、体重の重さと長打力は比較的近い関係にあるとはよく言われる話です。


今年も間もなく春のセンバツが開幕しますが、優勝予想をされる方も多いでしょう。
今年は地区大会の成績に加えて、チームの平均体重なども考慮されてみてはいかがでしょうか?^^