君島十和子さんの閉経ストーリーを
読んでいて、今さら自分のした事って
浅はかだったなって反省してしましました。
「月経がバラバラな状態が数年間続いていました。
もともと子宮腺筋症があり、月経痛がひどくなったり不正出血がだらだらと続くようになったんです。
婦人科を受診すると『一度、月経を止めましょう』と、低用量ピルを1カ月分出されました。
月経痛もすごく楽になってよかったのですが
『飲み終わった頃に月経がきますから』
と言われていたのに、結局こなくて、そのままさよなら。
閉経したと言っていいと思います。
最後の月経は54歳のときでした」
一行目の何気ない文章・・・。
「月経がバラバラな状態が数年間続いていました。」
十和子さんが閉経したのが54歳でも
その前の数年間、月経不順があったわけですね。
これは閉経前の、いわば「最終章」です。
恐らく無排卵月経だったと思います。
私の妹も7カ月も止まった後に
再開しました。
でもその後、しばらくは毎月きましたが
2、３か月に一回とか、
きても短かったり、極端に軽かったりとか。
だんだんに自然閉経に向かっていく様子が
わかります。
母も親友もそんな感じでした。
最終的に十和子さんは
不正出血の為に低用量ピルを一か月飲んだら
閉経した、との事。
今の妹が飲んだら、即閉経してしまうと思います。
恐らく、こんな感じだったのだろうなって。
薬を服用されていますから、
自然閉経とは言えませんが
限りなく自然閉経に近い形です。
更年期に差し掛かったばかりの方なら
たった1ヶ月低用量ピルを飲んだ位では
閉経しませんから
閉経直前だったのは間違いないからです。
つまり十和子さんは
理想的な形で閉経されたと言えます。
翻って私は54歳になっても
主治医に
「卵巣が元気」
と言われ、全く嬉しくなかったのを
思い出します・・・
（早く閉経したかったので・・・）
しかも
「まだ排卵している」
と言われ、驚愕！・・・
てっきり無排卵月経だと思い込んでいましたから。
54歳でも排卵するのですね。。
ﾎﾝﾏｶｲﾅ？
しかし・・・
という事は、私はやはり卵巣を
取ってはいけなかったのだと思います。
不可逆な事を言っても仕方ありませんが
主治医に
「取らない方がいいですよ」
と一言でも言って欲しかったです
無排卵月経で、月経が来たり来なかったり
という十和子さんのような状態が
数年続いていたなら、摘出を止めるまでは
いかないかもですが。
私の場合は取ってはいけなかったんじゃ
ないですかね
エストラーナテープで補っているとは言え
子宮と卵管のみの摘出にとどめていれば
卵巣が数年は機能したでしょうから
自然閉経して、ソフトランディングできたような
気がします
人生で何度も自分の愚かさに気付かされる
瞬間があります。
1１年も子宮筋腫を抱えて苦しんだクセに
手術するとなったら
いきなり
「全部取って下さい」
とか、大胆な事をしてしまいます
更年期後半・・・
エストラーナテープのおかげで
まったくイライラもせず
「ひょっとしたら自然閉経の方より
ラクなのかもしれない」
と
思う事もしばしばですが、
すぐに自信がなくなります
賢明な選択をされた女性の皆さんのお話を
聞く度、
私は健康で元気な卵巣を摘出したんだ
って。
もう卵巣がんにはかかりませんけど
（ないから当たり前）
こんな真夏の天気の良い日でも
自分の判断を後悔して反省しています。
私のような愚かな人は滅多にいないと
思います。
それだけは良かったです。
殆どの方は疾患によって
自分の体を守る為に
仕方なく卵巣を摘出されたかと思います。
その方がお辛い事です。
わかっています。
わかっているけれど、
定期的に、
無知だった自分に凹むのです
ものすごく恥ずかしいです・・・
そして、
この話を何度も読まされている方に
申し訳ないと思います
家族には話せないし、
話しても婦人科系疾患のない人には
理解できないと思うので
ついブログに書いてしまいます。
もう私はとっくに閉経している年齢です。
ですから尚更、書いていて
「しつこいねん」
と情けなくなります。
ただ一つだけ言わせて下さい…
子宮筋腫などで
「閉経さえすれば・・・！」
と、閉経を待っている方。
閉経は決して良いものではないですよ。
43歳で子宮筋腫を指摘され
「閉経待ちで」
と言われた日から、
ずっと閉経を待っていたのに。
今は寧ろ11年閉経しなくて助かった
と思っていますし、
なんだったら、卵巣を残していれば
まだ閉経していなかったかもなので
子宮全摘（＋卵管）のみの手術にしておくべきだった
と
心から思います。
でも十和子さんの話は為になりますよ。
睡眠や運動、すごく大切なので。
これらをサボって、更年期後半を豊かに過ごすなど
ありえないので、
何度も熟読しました。
記事にはホルモン補充療法に触れておられませんが
（されていると思いますが）
子宮腺筋症の場合、エストロゲンは禁忌なので
使えないかもしれませんねぇ…
（子宮腺筋症の状態など
完全に診察された担当医でないと判断できないので
私にはわかりかねます・・・）
※子宮筋腫も子宮腺筋症もエストロゲンで憎悪する為
閉経で改善する傾向にあります。
そう思うと、
なんだかんだ言って
心置きなく
エストラーナテープを使える私は
その事をちゃんと喜ばないといけませんね。
なんのこっちゃ。
結局何が言いたいのかわからない展開に
なってしまいましたが
自分で選択した以上
自分の体と付き合うのは私自身・・・。
年々優柔不断になってしまうのは
過去の失敗から
決断が怖くなってしまうのも
あるかもしれませんね。
何をどう決めるべきか不安な方・・・
結果的に私の卵巣は病理検査の結果も
健康でした。
でも本当に小さい臓器ですから
病理検査の結果を聞くまではわからないわけで
すべては結果論。。
私は子宮筋腫の治療の為に
子宮全摘手術を受けた事には
何の後悔もありません。
ただ「もうすぐ閉経するでしょ」と
軽く考えて
一緒に健康な卵巣を摘出した事は
1年4か月経った今でも後悔しています。
エストラーナテープはよく効きます。
それでも閉経の影響を
全て帳消しにしてくれるまでには至りません。
主治医とよく相談されて
良い判断ができますように
願っています。
2650文字も書いてしまいました
お読みいただきありがとうございました。