ラミー・サファリ、ペン先による違い | コルネットのうだうだ

ラミー・サファリ、ペン先による違い

4月18日のブログでご紹介したラミー社のカジュアル万年筆「サファリ」。私が最初に買ったのはペン先がEF(極細)のものでしたが、その後、F(細字)とM(中字)も購入して3種類そろいました。ここではペン先の違いによる印象をレポートしたいと思います。


●サファリEF

以前のブログにも書いたが、ペン先がななめにカットされていて、ペン先の角度を調節すれば太字にも細字にも書けるので、日常使うには便利である。寝かせて太字として使うときは、多少抵抗感がある。わずかだが縦線は細く横線は太い線になる。ペン先を立てて使うと手帳にも細かい字がたくさん書けるので都合が良い。ペン先にしなりがあり、日本語のトメ・ハネ・ハライがうまく書けるように感じる。私が普段使っている万年筆。


●サファリF

中庸のペン先。すらすら書けるという点では非常に書きやすく、小さな字を書くのでなければ手紙などを書くのに最も適している。原稿を書いたり、会議や講演のメモをとるときなどにも使いやすい万年筆。サファリF程度の線の太さがあったほうが、インクの濃淡が表現できるので、万年筆本来の味わいを実感できる。私の場合は普段サファリEFを使っていて、インクがなくなったとき、このサファリFに持ち替えて使ったりしている。


●サファリM

太字で、インクがどばどばと出てくる感じ。サインペンみたいな感じの字が書ける。サイン(署名)などには適するが、私にとってはまだそのようなサインをする機会がないので、このサファリMは今のところあんまり使っていない。友人の持っている太字のモンブランを使わせてもらったことがあるが、その書き味とこのサファリMは全然違うものだった。モンブランで書いたときの心地良さ、そして筆跡は残念ながらサファリMでは味わえなかった。


以上、3種類のサファリですが、どれをとってもインクの出方はすごくスムーズで、これまでインクがかすれたことがありません。信頼感抜群で普段使いに最適の万年筆です。



73.4Kg/18.5%