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中野ザ・ポケットにて鋼鉄村松の公演を観た。ポケットの広い会場を山本タカが見事に使い、むしろ狭く感じさせるほど。闘牛のシーンは地鳴りが響き渡り壮大なスケールは圧巻。
役者陣は端役に至るまでいい役者が揃っていてどのシーンも密度が落ちない。その中で初ヒロインという小山まりあの活躍が光った。
男優では名前を上げたい役者だらけだが、中でも加藤ひろたかは演技に華があり光った。

舞台美術、照明、音響、すべてが今までの鋼鉄村松の水準を超えていた。創立19年の地道な劇団がこの公演をきっかけに大きくステージを前進させたと感じた公演だった。


ベテラン劇団が20代前半の演出家を抜擢という賭けが見事に成功した。