CoRich手塚の小劇場応援ブログ!-manatu



関西の注目ユニット、真夏の會と極東退屈道場が合同で東京に進出し、王子小劇場で素敵な公演を行った。


私が見たのは「極東退屈道場」。このユニット名をつい先日まで本気で「極道退屈道場」と勘違いし、ツイッターにまでつぶやいてしまった。本当に恥ずかしいし、劇団の方には心からお詫びしたい。いやあほんと長い間勘違いしていたなあ。昨日も極道フェスティバル面白かったよと言ったら、そんなのがあったんですか、おもしろそうですねなどと言われてしまった。思い出すだけで冷や汗ものだ。


さて、極道ではなく「極東」退屈道場の話。


うまい役者が揃っていて、一人芝居をつなげたような構成の作品。それぞれが一人で場を持たせる力を持っていることに感心した。全員素敵だったが、特に後藤七重とののあざみに魅力を感じた。大阪の女優はパワーがある。圧倒されてしまった。またシンプルながら機能的な舞台美術が芝居を盛り上げた。


惜しむらくは2時間20分という時間の長さ。天地創造を模した作りもスケールが大きすぎる。途中で意味がわかりづらかったり、質が落ちるシーンもあったので、それらをカットして再構成したら、名作になったのにと思ったりした。しかし、随所にうならせる箇所があったので、次回本公演を是非とも観てみたい。


真夏の會も私の周囲では大変評判がいい。見られなかったことが残念でならない。