防衛省見学ツアー・三島の傷 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

GW後半突入なり。
いくら遊行における軍資金が不足しているとはいえ期間中ずっと
ワンルームの部屋の中で、ひとり体育座りでヒザ抱え、玄関のドアノブを見つめて
いるのも無駄と考えて、すこし前から計画してた場所へ出陣することとなった一過日。

行った場所とは・・・?
ヒカ○エ?? スカイツ○ータウン?? ダイバ○シティ???
・・・行かんわ!

男らしく『防衛省』だろ!

と、ゆーことで今回は大人の社会科見学第2弾。
『市ヶ谷台防衛省見学ツアー』である。

ちなみにこのツアーは知る人ぞ知るだが人気はあるようで電話かネットで要予約である。
国家絡み施設だけに参加者全員の氏名・生年月日・住所・電話・職業 も伝えないといけない。

予約時、数回目の電話でやっとツアー担当に繋がり、伝達事項を数点伝えたが1点聞かれないまま
「でわ当日お待ちしてます」と言われ終わったので、「ああ、アレは伝えなくてもヨカッタのか」
と思ったが、単純に先方の担当者の聞き忘れだったようで、電話掛けた数時間後に知らない番号から
ケータイに掛かって来た。たぶんさっきの聞き直しの件だろうかとはうすうす思っていて
結果そのとおりであったのだが、ケータイに出たとたんに向こうから聞こえた声が・・・
「あ、こちら防衛省ですけど」
…こちらから掛けて「はい防衛省です」と言われるのは別にフツ―だが、自分のケータイに
掛かった着信に出て「こちら防衛省ですが」と言われるのは、なーんか違和感だあるものだ(爆)

なんとなく自分が「国家の枢要」のポジションにいる人間のような気になったw。
虫螻蛄ごとき一小市民のこのオレのケータイに防衛省から着信があるんだからな!

気分は防衛大臣。
皆のモノ!オレの指示に従え!
ミサイル迎撃!! PAC3配置セヨ! PAC3と間違えてスターウォーズに出てくる金色の
人型ロボを配置すんなよ! 
その間、オレは裏にいってコーヒーでも飲んでるわい!問責かかってこい!
…はぁ、虚しいのう。

閑話休題。

いざ、当日。今回は友人で読者サンでもあるうめ茶づけサンをパートナーに防衛省受付に集合。画像の門入って左が受付。雨の中 参加者が集まってくる。
 
$昭和80年代クロニクル-防衛省入口

免許証を提示し、見学証をつけてテクテクと徒歩でツアースタート。
$昭和80年代クロニクル-許可証


敷地内の外エレベーターを上り、広場を通過して、到着したのは
「市ヶ谷記念館」
$昭和80年代クロニクル-市ヶ谷記念館

1970年以降に生まれた人でもVTRで観た記憶のある建物だろう。
「三島由紀夫」が演説したバルコニーの建物である。

ここでは中に入ることになる。
内部1階は実際に「東京裁判」の法廷として使われた大講堂である。床はナラ材が敷き詰められており、
全体的な建物構造も当時の陛下の視線を考慮して作られたというアーティスティックにして
トリッキーな仕掛け満載にはオドロイタ―通信。

$昭和80年代クロニクル-大講堂

ここでは映像を数分みて、そのあとは展示されている武器などを見学できる。
「青龍刀」や「仕込み杖」の迫力はスゴイ。トルネコ垂涎。

さて。一階での見学がすんだら2階へ。
ここからがオレのメインの楽しみにしてたスポットである。

三島由紀夫含む「楯の会」が総監を人質にたてこもった「総監室」である。

ここの扉には総監を救出しようと部屋に突入した幕僚に対抗した三島が刀を振り回した際に扉につけた
「刀跡」が3か所ある。
そのうち2つが以下。
1つ目はコレ。中央あたりの亀裂のようなのがソレである。実物。

$昭和80年代クロニクル-刀跡1

2つ目はコレ。中央の△型に切り込んである剥げたトコである。
$昭和80年代クロニクル-刀跡2

この部分は触ることが出来るのだ。歴史にタッチ出来るということではいい経験。
さっそくタッチタッチ刀痕にタッチ私から。

ああ・・・サイコメトリー能力で当時の映像が脳内に見えてきた・・・
mだsbふぇいうhふぃjdlkfしどf・・・・・・



三島の刀跡に触れて、三島が割腹した部屋にいるんだもんな。貴重な経験ではある。
そういえば三島を介錯(首切り落とし)した楯の会の森田必勝の許嫁が「やる気元気井脇!」の
井脇ノブ子だと知ったのも驚いたわ。

この部屋からは演説したバルコニーも見える。この日は雨に煙っていた・・・。

$昭和80年代クロニクル-バルコニー

その他にも多数の展示物あり。

写真の右から5番目は「山本五十六」だとか。

$昭和80年代クロニクル-五十六

2時間10分てんこもりの無料ツアー。

その他や続きが気になる人は是非現地で自分の目で堪能あれ。
かなり楽しめるとは思います。
ホントはもっと書きたいが疲れたからハイ、これまでよ。

明日は作者取材のため休載予定。
ならびにこの記事のぺタ返しコメ返信が人により遅れると思いますので
ごリョーショーください。