自分の中で「整理」する必要があった。

どっちの「言い分」も分かる。

野宿者からしてみれば、「なぜ、生活の場所を奪うのか」

大阪市の行政からしてみれば、「見た目が悪い。怖い」


未だに、答えは出ていない。

8割支援する。 残りの2割で「いいのだろうか」という思い。


おっちゃんたちには定職につき、堅い屋根のある場所で暮らしてほしいと願う。


代執行1

明るくなってから、

横断幕を設置した。


代執行2  支援者たち。(一部)


代執行3   代執行5

野宿者のおっちゃんが作った精一杯の家。二軒。

この家のおっちゃんたち(二人とも)は、「自分の家を壊される瞬間を見たくない」と、その場にはいなかった。


プラカード こんなプラカードを持っていた。


囲い込み

テントはいずれも、こんな風に囲い込みがされていた。

「区別」している、とでもいうのだろうか。


代執行7

金網の裏にはこんな張り紙。

たとえば、わたしの家にこんな張り紙がしてあっても絶対「ご連絡」致さないだろう。


代執行8

大阪城公園の行政代執行対象のテントは「5つ」である。「その5つのテント」のために、これだけの公務員と警備員を配置されている。

また、「混乱がおきたとき」のために、公安警察や制服警官が多数「待機」していた。


 代執行9  テント解体。

この場所で、さっきまでコーヒーをもらっていた。たき火をしていた。

そう思うと、涙があふれて止まらなかった。

「なぜ?」

なぜ、野宿者「自ら」がテントをたたんでシェルターに入るようにもっていかないのか。

なぜ、ここまで「弱い者」を痛めつけるのだろうか。

野宿者のおっちゃんたちはテントをとられたら、どこに行けというのだろうか。


代執行10 代執行12 代執行13 代執行14

こんなに、整列せんでもええがなと思った。


代執行15

3つめのテントが壊されていく。


代執行16

4つ目のテントで、「特ダネ」を撮るために待っていたマスコミに、行政側の人間が近寄り、

「ここで撮影をするな」

と。

「報道協定・・・うんちゃら・・・」

と。

ニュースの情報はこうやって「操作」されているものなのかもしれない。

代執行17

行政側、警備員、支援者。

もみあいになった。


代執行18


教育塔という場所にあったテント。


このテントは結局、行政はたたむことすらせず、トラックにそのまま詰め込んだ。

テントの中には寒さをしのぐためのふとんが入っている。


代執行19

一番最初の画像と比べてほしい。

これが、「強制代執行」後の状態だ。



1月30日のニュースを各社ほとんど見た。

しかし、靱公園のニュースがほとんどで、大阪城公園のほうはほとんどニュースとして取り上げられていなかった。

この「代執行」で、撤去対象となった野宿者は行政に「撤去費用」として10万円払わなければならないらしい。



こんな、体験をしたが、

わたしの中で、どうしたらいいのか、対応に困っている。