「花紋」さんでお昼を食べた我々は、歩いて合庁に帰ることに。

伊那橋から

 「そういえば、高遠ぶらりに伊那橋の写真があったっけ。」

 突然、「伊那橋」地図)の取材を思い立った私は、「高遠ぶらり」で写真を探しました。

 「あった。」 

    (高遠ぶらりより)
39年
 
 へぇ、この時はまだ歩道がなかったんだ。

 伊那橋は、三州街道の開通に伴い、明治27年1月に架けられたのが最初。
(三州街道の開通式はこの橋の上で行われました。)
 
 それまで、小沢川の北側は伊那街道沿いの住宅地、南側は水田地帯でありましたが、この橋により馬車運送が発達し、中心市街地発展のきっかけとなったそうです。

 百数十名の寄付金四十余円で作られ、その後、何度か改修されましたが、この写真の後、昭和41年と平成12年にも架け直されているんですよ。

 それでは、昭和41年の橋と平成12年の橋(現在の橋)を同じアングルで比べてみましょう。

    (高遠ぶらりより)
41年
 
現在

 おーっ。

 どの写真を見ても、川向うの建物はそのまんま。

 道の右側の電柱と、左側のビルが後からできていますね。

 いなっせなどを除き、商店街の基本的な姿は昭和40年ごろと変わっていないということでしょう。

 ただ、賑わいには随分と差があるようです。

 目的がなくても、たまにはぶらぶらした方がいいですね。

 散歩だ散歩。

山頭火1山頭火2
 ※ クリックし拡大してご覧下さい。

 かなり広く取られた歩道部分には、井上井月や種田山頭火の句碑があり、さらに昨年度、両人を記念したモニュメントが設置されました。

モニュメント
左右
 ※ クリックし拡大してご覧下さい。

 また、「バラ咲く街角」では、バラの鉢植えが彩りを添えます。

バラ

 【過去ログ】 バラ咲く街角 ~伊那市中心市街地が街ごとバラ園に~
 
 花紋さんを始め、ユニークな飲食店があるこの界隈。

 街の賑わいに一役買うためにも、そして、軽い運動のためにも、また取材に訪れたいと思います。 (momo)