伊那市の広域農道を通ると、いつも看板が目につく深妙寺(じんみょうじ)さん。(地図 )
花を愛でるタイプではない私でも、こちらが「あじさい寺」と称されていることは知っています。
そこで先日、今(6月下旬~7月中旬)が見ごろと言われるあじさいの花を拝観してきました。
順路の入り口には、あじさい募金のポストが。
こちらのあじさいは、170種類2500株が植えられているそうですので、大変な手間とお金がかかるのでしょう。
いいどころじゃない。わずかですが寄付をして…
あじさいというと、我々が連想するのが青や紫の花ですね。
もちろん、青や紫は大変多いのですが、その色は花によって全然違う趣があり、中には球状をしていないものもあります。
まずは白い花から。実に清楚ですね。
こちらは花の形がかわいらしい。
うわぁ、こんなのもあるんだ。
そして、鮮やかな青。
寺の風景ともマッチして、とても趣があります。
淡い紫の花は、西洋あじさいですか?
花の種類はよくわからないけど、綺麗な花を観ていると心が癒されますね。ホント。
そして、私にとってはとてもいい運動になります。
ひととおり観た後、水琴窟(すいきんくつ)という水場でカエルの置物とご対面。
水場の前のカエルに水をかけると、地下で反響しているのか、カエルの鳴き声?が聴こえます。
とても涼しい音…
こちらのお寺、平安時代に権現信仰(密教)の道場として権現山に誕生し、現在の地に移ったのは1600年という、大変由緒あるお寺だそうです。
あじさいで有名なのはもちろんのこと、庭に敷き詰めた2000個の石臼は日本一と言われ、また、昨年、日本の古灯火器を拝観できる「あかり館」までオープン。
歴史と伝統がありながらも、様々な形で訪れる人を楽しませてくれる、サービス精神旺盛なお寺なんですね。
7月の中旬までがあじさいの見ごろだそうです。
みなさんも、ぜひ行ってみましょう。 (momo)
(参考) 深妙寺ホームページ