5月1日、ゴールデンウイーク唯一の有休を取得した私は、松本にいました。
ダルビッシュと黒田の登板試合を見るためです。
どちらも危うかったものの、何とか白星。
とんぼ返りで伊那に向かうことにしました。
お昼を食べなくちゃ…そうだ。
先日、長野ローカルで放送されていた、あのソースかつ丼を食べに行こう。
ソースかつ丼と言えば上伊那。しかし、その牙城を揺るがしかねないとんでもないかつ丼が紹介されていたのです。
そのお店は村井の国道から西に入ったところにありました。
「奏素屋」さんです。
これで「そうすや」と読みます。
なるほど。素材を奏でるお店ってことですね。
「もたれない」とホワイトボードに書いてあります。
なんか、緊張してきました。手が軽く震えています。
武者震いでしょうか。(空腹の症状ではありませんw)
「こんにちは。」
お昼休みを少し過ぎた時間帯ですが、まだお客さんがいます。
ここはとんかつ専門店なんですね。
件のかつ丼について、お店の方にお尋ねします。
「山雅(やまが)って私でも食べられますかねぇ。」
「うちのかつ丼はもたれないから大丈夫です。持ち帰り容器もありますよ。」
おぉ、意外とあっさり「食べられそうな人」に認定されました。
勇気を出して注文します。
「じゃあ、山雅をお願いします!」
ドキドキ…
心地よい油の音がした後、どんぶりが姿を現しました。
ずどーん! こちらが「山雅」(1,800円)です。
どうして山雅かというと、サッカーJ2松本山雅のイレブンに因んで、11本の棒ヒレカツが載っているんです。
写真では「うまい棒」が立っているように見えるかも知れませんが、カツの長さは10cmくらいですね。
食べてみましょう…って、このままじゃ食べらんないや。
上伊那伝統の皿載せ解体の儀が始まります。
棒ヒレかつを外し、キャベツタワーとともに咀嚼開始。
うーん。おいしい
衣は薄く、ソースは甘くて香ばしい。「甘香ばしい」と表現させていただきましょう。
肉はヒレ肉を縦に切り、叩いてないそうなので、繊維がつぶれず、やわらかいながらも適度な噛みごたえがあります。
そして、脂っこくなくて後味スッキリ。
キャベツはオニオンスライスのようにヒンヤリシャキシャキ。
水にさらしてあるのでしょうか。どんどん進みます。
ご飯はどんぶりの淵から1cmくらい下までびっしり入っており、結構なボリューム。
でも、ソースが適度にしみて、意外とすんなり入っていきます。
ご飯がやわらかめだとネットに書いてありましたが、そうでないと喉を通りません。
いやぁ、確かに量が多いけど、これは食べられるな…
どんぶりの底が見えたころ、お店の方が「キャベツいかがですか?」
いやいや、もう食べられないです。ほんと。
と思っているうちに、小皿でキャベツが…
あら?さわやかなアクセントになって食が進みますね。
結局、一度もこみ上げてくることなく完食しました。
チャレンジ成功!!
最後にヤクルトが出てきて最後までスッキリ。
広告に偽りなく、確かにもたれないヒレかつ丼でした。
「いろいろ試してこの味になりました。これが一番うまいと思います。今度はロースを食べに来てください。」
そうですか。やっぱりかつはロースでしょう?じゃあ、今度は「とんかつ定食」を食べに来ますね。
期待してます。 (momo)
追記)ガロさんから始まった胃袋の限界への挑戦。
これを「デカ盛チャレンジ」と称しシリーズ化したいと思います。
これで通算2勝0敗。
次回は、みさやまさんの「メガジャンボかつ丼」に挑戦します。
さあ、食べられるでしょうか!?
<奏素屋>
住 所 長野県松本市村井町南3-14-6(地図
)
電話番号 0263-86-6560
営業時間 昼の部 11:30~14:00
夜の部 17:00~21:00(LO20:30)
定 休 日 年中無休