今年度、一番たくさん出張したのが辰野町。
春先、仕事上で気の重い案件があったからなんですが、どんぶり街道の「ほたる丼」や、小野地区の個性的な食堂の数々に助けられ、苦しくもあり楽しくもある、思い出深い出張となりました。
そんな辰野町への出張も今年度最後かと思われるこの日、我々はなかなか個性的なおそば屋さんに巡り合いました。
平成２４年１０月に移転新築した町立辰野病院の真ん前、ＪＲ飯田線の線路沿いにあるおそば屋さん、「そば処 さくら」さんです。
のれんをくぐり、山野草の庭を通ると清潔感のあるお店の玄関にたどり着きます。
店内には雰囲気のある調度品の数々。
この雰囲気だけでも、女性は喜ぶんじゃないでしょうか。
どんなおそばが食べられるのでしょう。
※ クリックし拡大してご覧ください。
私は焼き味噌が好きなんで、「そばやきみそ」が食べたいですね。
「ちょっと道草」（１５００円）というのがセットメニューのようです。
さらに「そばプリン」が付いたのが「もうちょっと道草」（２０００円）か。
そばプリンってどうやってそばを使うのか想像がつかない。「もうちょっと」の方を食べてみよう。
そうそう、注文しているときにわかったんですが、こちらのお店はお母さんがそばを打っているそうです。
道理で雰囲気のあるお店なわけだ。
セットの御料理が順番に出てきました。まずは「わさび漬け」に「たくあん」に「野沢菜の蕪漬け」。
わさび漬けも小野酒造さんの酒粕を使ってお母さんが漬けているそうです。すごいこだわり。
続いて「そば雑炊」。
初めて食べました。
お米のような粉っぽい食感はないですね。ゆずの香りがさわやかです。
そしてこちらがお待ちかねの「そばやきみそ」。
※ クリックし拡大してお楽しみください。
うわー、香ばしそう。
もっと湿り気のあるものを想像していましたが、どうですかこの感じ。
食べると甘くてサクサク。 あられのような食感。 蕎麦の実が香ばしい！
お母さんに訊けば、京都の白味噌を取り寄せて使っているそうで、全然辛くありません。
そして、ねぎは注文を受けてから刻むそうです。
このままスイーツとして出されてもおかしくない。 こんなの初めて食べました。
そして、いよいよ「十割そば」です。
お母さんの話では、十割そばはお湯でこねる人もいますが、「水ごね」でやるのがこだわりとのこと。
細打ちでコシがあって美味しい。
盛りがちょうどいいので、二枚目を頼まなくていい。そんなところも親切。
そばを箸で持ち上げる写真がうまく撮れなくて。
するとお母さんが 「早く食べないとおいしくないよ」
そうですね。ブログの取材はいつもこんな感じなんです。(笑)
ひじきの煮物も付いていて、これは立派なコース料理になっています。
そして、最後に「そばプリン」をいただくことになりました。（続く） (momo)
＜そば処 さくら＞
住 所 長野県上伊那郡辰野町大字辰野上辰野１４７２－４（地図
）
電話番号 ０２６６－４４－２５０７
営業時間 １１：３０～１４：００ （夜は予約のみ）
定 休 日 火曜日（祝日は営業）