この日、宮田村に出張した私は、このお店でお昼を食べることを随分前から決めていました。
宮田村と言えば紫輝彩丼(しきさいどん)ですが、こちらのお店の紫輝彩丼は、ひときわ異彩を放つ存在だからです。
念のため、出張先でも聞いてみました。
「紫輝彩丼は、どちらのお店が一番好みですか?」
「私は鳳(おおとり)ですね。」
ほーら、やっぱり。
一般的には、立地の良さと洋風焼き鳥丼とも言うべき食べやすさ、美味しさから、「ジョイかすが」さんをあげる方が多いのですが、ここにいましたよ、「鳳」さんのファンが。
【過去ログ】 ジョイかすが ~ワインを使った上品な紫輝彩丼~
楽しみだなぁ。
わくわくしながら着きました。こちらが鳳さんです。
普段、通り過ぎる時には車があまり停まっていないのに、今日はほぼ満車。
やはり、お昼ご飯の人気店なんですね。
「こんにちは。」(私と同僚)
「いらっしゃいませ。」(お母さん)
メニューを見ると、定番のご飯ものや麺類が気軽に食べられる、そんなお店ですね。
写真は撮りませんでしたが、メニューの裏面には女性向けの小盛りメニューもあるんですよ。
さあ、注文します!
「紫輝彩丼を2つくださーい。」
お母さんが店主に確認しています。
「今日は材料がなくてできないんですよ。」(お母さん)
がーーーーーーん。
こちらの紫輝彩丼がなぜ食べたかったかというと、こちらの紫輝彩丼はブラウンソース仕立てになっているからなんです。
洋風どころか、バリバリの洋食。
実は、宮田祇園祭の際にも歩いて立ち寄ったのですが、その時はお店が閉まっていた。
残念だなぁ。
仕方ない、今日はソースかつ丼にしよう。
「かつ丼を2つください。」
「すみません、できなくて。」(店主)
いやいや、そんなには落ち込んでないですよ。
そして、来ました。こちらが「かつ丼(ソース味)」(950円)です。
えー、カツが2枚も載っている。
さすがに、1枚1枚は薄めに仕上げられているようですが、見た目は迫力があります。
食べてみましょう。まずはおつゆから。
見た目は赤だしだけど、そうじゃない。合わせみそかな?優しい味。
そしてカツ。
薄めに切られていますが、ポークソテーのように、肉の歯ごたえを楽しめるよう、しっかりした肉が使われていますね。
それでいて、脂身もちゃんとあります。(ここ重要。テストに出ますよw)
カツの下には細切りキャベツとレタスが敷いてあります。
ソースは濃度が薄く、少し甘めの感じ。ご飯にしみた感じからわかりますか?
同僚曰く、「安定している。」
うまい。そのコメントいただきます。
決して奇をてらっていない、やさしい味でまとめられた安定したソースかつ丼です。
肉の歯ごたえ、脂身、ソースのしみたご飯。
ソースかつ丼の魅力をやさしい味で十分表現していると言えるのではないでしょうか。
もちろん完食です。
見た目は迫力がありましたが、全然もたれません。食べた感じは適量で、女性にもオススメです。
ちなみに、店内の黒板には、「かつ丼ソース1枚(わんそば付)750円」と書いてありました。
カツが1枚になる代わりに、椀そばが付いて200円安い。それもいいなぁ。
念願の鳳さんを訪ねることができ、課題をひとつクリアしましたが、ブラウンソースの紫輝彩丼を食べるという課題は持ち越しとなりました。
今日のソースかつ丼からすると、紫輝彩丼もきっと美味しいに違いない。
今度はいつ、このお店を訪ねることができるでしょうか。とても楽しみです。 (momo)
<鳳>
住 所 長野県上伊那郡宮田村6352-1(地図
)
電話番号 0265-85-4053
営業時間 9:30~20:30 (食事は11:30~)
定 休 日 火曜日