「伊那市は信州そば発祥の地だって？」
「どこにも「信州そば」って書いてないじゃないか。」
突然の伊那市の「信州そば発祥の地」宣言に、そう思った方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、改めて考えてみました。
「信州そば」ってどこに書いてあったっけ。
高遠は「高遠そば」だし、内の萱は「行者そば」だし。
そう、駅そばですよ。
ＪＲのホームなどにあるお蕎麦屋さんには、「信州そば」という暖簾をかけてあるお店が多いのです。
この日、私は、松本の実家から、こちらのお店にやって来ました。
松本で有名なイイダヤ軒さんの南松本駅店です。
この日は大雪。でも、このお店はいつ行っても混んでるんだよなぁ。
駅そばって無性に食べたくなるときありませんか？
でも、入場券を買ってホームに行くのでは割高。
そんなとき、駅舎の外にある駅そば店って便利なんですよね。
早速、いつもの定番、「かき揚げ玉子そば」（４７０円）を注文します。
かき揚げ、でっかいでしょう？
つゆの下に半分隠れているので、見た目よりもっとでかいんです。
中には、げそが入っているのが特徴。
そして、こちらが駅そばの醍醐味です。
無料のねぎをそばが隠れるくらいにかけちゃいます。
しかし、つゆが黒目で甘目なので、こんなにかけても辛すぎない。
ちょっとシャキシャキしてサラダ感覚が加わります。
麺は、駅そばらしく、すでに火が通っていて、温めるだけのタイプ。
だから、数十秒でできあがる。これぞ駅そば！
※ 生の麺、つゆ、かき揚げなど、材料はすべてイイダヤ軒の本社工場で手づくりだそうです。
甘目のつゆには玉子が合うんだよなぁ。
へへん、美味しそうでしょう。美味しいんだ。
身体によくないかも知れないけど、寒い日はコクのあるおつゆがおいしい！
当然、おつゆも完食です。
残念ながら、伊那市駅には駅そばがありません。
駅そばどころか、ＪＲ飯田線の駅では無人化が進みつつあり、駅員さんすらいなくなりそうなんです。
（※ 今回、上伊那では伊那市駅のみ無人化を免れそうですが、将来はわかりません。）
伊那市駅でも、イイダヤ軒さんが出店してくれれば、毎日通っちゃうのになぁ。
一般市民が気軽に食べられる「信州そば」のお店、発祥の地にも必要ではありませんか？ (momo)
＜イイダヤ軒 南松本駅店＞
住 所 長野県松本市井出川町１－１（地図
）
電話番号 ０２６３－２６－９９８４
営業時間 ７：３０～１９：３０
定 休 日 なし