横川国有林から下ること数分。
よこかわ湖(横川ダム)(地図 )が姿を現しました。
この横川ダムは、堤高41m、堤頂長282mを誇る重力式コンクリートダムで、昭和61年に完成した県営ダムです。
案内板によると
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=横川ダム=
事業の目的
横川川は、長野県の中央部に位置する中央アルプス北部の経ヶ岳(2,296.8m)にその源を発し、途中横川渓谷を形成しながら北北東に流下し、支川小野川合流点から流れを南東に変え小横川を合流し、辰野町の市街部で天竜川に注ぐ流域面積136.5k㎡、流路延長約21km、平均河床勾配1/40の一級河川であります。
横川川はその大部分が未改修であり、洪水のたびに大きな被害をうけてきました。特に昭和38年の局地的豪雨は死者10名をだす大災害となり、抜本的な治水対策の確立が要請されてきました。一方、当地域は渇水時のかんがい用水の取水に苦慮している現況であります。
横川ダムはこのような観点から上伊那郡辰野町大字横川地籍に洪水調節と流水の正常な機能の維持を目的として建設された治水ダムで、昭和47年実施計画調査開始以来15年の歳月と総事業費92.49億円をもって昭和61年度に完成したものであります。この横川ダムの完成により、治水効果はもとより、今後の地域発展の根幹として大いに期待されております。
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そうでしたか。この地に大災害があったなんて全然知りませんでした。
今では、何事もなかったかのように、穏やかな水面に鴨が泳いでいます。
ダムの上では、たくさんのてんとう虫に出会いました。
てんとう虫と鴨しかいない、静かな空間。
このダムの下流には、ダムを見上げる形で親水公園があるといいます。
そちらにも行ってみましょう。 (momo)