(「大御食神社 」から続く)
その目的とは、「山の御食料理」、つまり古代食の試食会でした。
しかしそのとき、大御食神社では、縁日の準備が進むものの、試食会が始まる様子は全くなく、私は途方に暮れてしまいました。
すると、祭りの関係者と思しき方が「バイパスの手前でやるんですよ」と話されています!!!
そう言えば、駅から歩いてくるときに日本武尊の幟旗が何本も立っていた。
行ってみよう!!
来た道を戻ること数分、ありました。
こちらが「食と健康の郷開発協議会」の事務局がある建物です。
職員の方にお許しをいただき、中に入ります。
よかったー、ちょうど試食会が始まるところです。早速いただこう。
料理は素朴ながらどれも手がかかっており、おもてなしの心がこもったもの。
試食会は大盛況で、身動きが取れません。
数々の料理を食べた出席者は、おいしいと思った料理に投票していきます。
昼食としては物足りないであろう私は、試食に加えて鰐熊すし(850円)と大御食コロッケ(冷凍10個入り1,000円)を購入。 (冷凍コロッケは持ち帰りますよ、もちろんw)
鰐熊すしは、アルプスサーモンの押し寿司です。
ジビエは鹿肉でしょうか。そして、この日の焼きししは、鶏肉のようです。
(ししとは、獣肉の総称だそうです。)
どれもおいしい!!あっという間に完食です。
普段であれば、改めて振り返らないであろう大御食神社の伝説。
古代食の再現により、太古の昔から受け継がれてきたおもてなしの心と食文化を思い起こそう、とするこの取組みには、皆さんの前向きな姿勢が感じられ、なかなか清々しい気分にさせていただきました。
これらの料理、将来、商品化を目指すそうですので、その際は、また駒ヶ根を訪れ、古代食を味わいたいと思います。 (momo)