4月某日、私はあることに気付いてしまいました。
「なんで(旧)伊那市には道の駅がないんだ!」
木曽から異動してきた私にとっては、芝居がかって叫んでしまうほど、それは理解しがたい現象でした。
(長谷にはクロワッサンで有名な道の駅があるのですが…)
道の駅と言えば、単なる沿道サービスではなく、地域の特産品を提供し情報発信する町おこしの必須アイテム。
なんでないんだ?
しかし、伊那市には、道の駅に代わり、特産品を扱う大人気の施設がいくつかあったのです。
先日、ご紹介した「みはらしファーム」、季節の野菜、苗や珍味などが買える「グリーンファーム」、そして、なんと言っても大人気なのが、こちらの「かんてんぱぱガーデン」です。
今回、こちらを訪れたのはゴールデンウイーク。
妹夫婦と姪っ子を連れて来ましたが、園内は家族連れで大賑わいでした。
まずは、かんてんぱぱショップ本店で一休みです。
このショップは、北丘工場の建物内にあり、工場見学ができますが、工場は平日しか動いていないため、この日は機械の並んでいる風景を眺めるのみ。
休憩所では、そば茶と試食品が無料で提供されています。
この日の試食品は、カップゼリー80℃ぶどう味。
寒天の原料である天草の展示。
そして売店。ものすごい人気です。
おみやげとして、単価がちょうどいいですね。試食もしたし買いたいところです。
表に出ると、ちょうどチューリップがあたり一面に咲いていました。
山野草園には
句の解説
庭を散策した私達は、レストランで寒天スイーツを食べて帰ることに。
<本来は働く人々のためだったガーデン>
寒天スイーツを食べながら、パンフレットを見ていると、こんなことが書いてありました。
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働く人々のために快適な職場を…という思いで作られた北丘工場と本社周辺の庭園は、いつしか新緑や紅葉、山野草を楽しむお客様がたくさんお越しくださるようになりました。
皆様にゆったりとした時間をお過ごしいただくために、自然の樹木を残し、さらに植栽をし、レストランやショップ、かんてんぱぱホールとミュージアムを作りました。
「ここではゆっくりとした時間が流れていますね。」とお客様がほめてくださいます。
私たちはその言葉を励みに毎日ガーデンの手入れを行っております。
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そうですか。ショップのための施設ではなく、庭園を訪れるお客様のために施設を拡充していったのですね。
そして、ガーデン内の施設は、社員が手入れを行っているのだそうです。
なかなかできることではありません。
ガーデン内の施設は、どの施設も入場無料。(もちろん、レストランやショップで注文するとお金を払いますが。)
季節折々の風景が楽しめるこのガーデン。ギャラリーなどの施設もたくさんありますし、一度と言わず、何度か足を運ばれてはいかがでしょうか。 (momo)
※ クリックし拡大してご覧下さい。
<かんてんぱぱショップ本店(北丘工場)>
住 所 長野県伊那市東春近木裏原10695‐1(地図
)
電話番号 0265-78-2002
営業時間 9:00~18:00 (12月~2月は17:00まで)
定 休 日 年中無休(年末年始を除く)
※ レストランなどには定休日があります。