先月、仕事の関係で辰野に行くことが多かったのですが、気が重い案件でしたので、昼食くらいは楽しもうと思い、何箇所かで名物丼を食べてきました。


 まずはどんぶり街道の「ほたる丼」を食べなくては。


 辰野町在住の方にお聴きしたら、一番オーソドックスなほたる丼は「テンホウ」さんのほたる丼だとか。


 テンホウ? 我が実家のある松本では餃子とラーメンで有名なあのテンホウ?


 へぇー、チェーン店が名物丼を出してるんだ。


 JR飯田線の宮木駅のすぐ東側に、そのお店はありました。


くーる上伊那-テンホウ  くーる上伊那-看板


 およそラーメン屋さんらしからぬ、カナディアンシーダーハウスと思われる店構えです。


 ちゃーんとほたる丼の幟もありますよ。


 店内にはあまりほたる丼の表示はありませんが、よーく見ると壁に掲示が。


 ほたる丼700円です。


くーる上伊那-掲示


 ほたる丼とはいっても、蛍がのってるわけでもないし、ホタルイカがのってるわけでもないんだ。

(当たり前だw)


 早速、仲間全員でほたる丼を注文します。他のお客さんは誰も食べていません。ちょっとどきどきですw


 来ました。いよいよほたる丼デビューです。


くーる上伊那-ほたる丼
  ※ クリックし拡大してご覧下さい。


 どんぶりの半分を占める野菜サラダ。


 そして鳥の唐揚げには甘辛いソースがからめてあり、半熟卵をのせて、上からマヨネーズがかかっています。


 まずはサラダから。


 千切りキャベツがたくさんのっていて、結構なボリュームですが、キャベツが細く柔らかいので、抵抗なく食べられます。


 そして唐揚げ。


 オーソドックスな唐揚げで、半熟卵を割って黄身と混ぜると、かなりまろやかな味になります。甘辛さは、さほど感じません。


 全体としてやさしい味で、唐揚げ丼というよりは、サラダ丼という印象が強い、ヘルシーなどんぶりだと思います。


 後で調べたところ、この野菜は、蛍が群れ飛ぶ露草の草むらを表し、卵は蛍を表すのですね。


 そして、鳥は信州産地鶏を使い、野菜は地元産のものを使っているそうなので、地産地消をも実践しているわけです。


 なーるほど。


 ただ、いろんな資料を見ますと、鳥は照り焼きが一般的なようで、唐揚げを使うのはテンホウさんオリジナルなようです。


 700円という値段は、名物丼としてはお手頃。


 これからの暑い時期、お昼をさっぱりと食べたい方は、テンホウさんのほたる丼を試してみてはいかがでしょうか。 (momo)


<テンホウ辰野店>
住   所  長野県上伊那郡辰野町大字伊那富宮木2650‐4 (地図
電話番号 0266-41-4566
営業時間 11:00~22:00
定 休 日  なし(年末年始休みあり)

ホームページ http://tenhoo.jp/shop.htm