恋愛大国フランスの理由 | 西宮路地裏 空庵店主の のん器なあたふた日記

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 大阪と神戸の間、西宮の路地裏で器を中心に作家モノを扱う「空庵」店主の
 アナログであたふたな日々


空庵店主の のん器なあたふた日記


違う国の習慣や考え方の違いを

映画や本で知るのが大好き


で、今読んでるのが


「なぜフランスでは子供が増えるのか

フランス女性のライフスタイル」

中島さおり  講談社現代新書


恋愛大国のフランスだからバンバン子供が

生まれるのか?


まだ最後まで読んでないので結論は先だけど

どうやら結婚、恋愛に対する考え方の基本は

17世紀の結婚制度にあるらしい


当時の結婚はお互い家の財産を守る為

愛のない釣り合いをとるための結婚

なので愛は他所から確保

つまり不倫が認められてた

ある意味羨ましい(違う違う)


その為男の人は女性の気を引くための

術を磨くしかなかった⇒これが今のフランス人の

口説きのテクを磨く土壌になってる


結婚に愛を持ち込まれるのはずっと後

近年になってから

英米よりウンと遅れてるらしい

これも意外


家庭では実際さいふのヒモは旦那が握ってるから

自分のお金ほしさに奥さんは働きに出てるとか

カップル社会なのでフリーだと遊べない⇒だから

友達が気にして紹介の場をセットしてる⇒

カップル度の上昇

え~っそうなの?と驚く事情も多いけど

飛ばすと


17世紀から子供を乳母に預ける習慣が

ある⇒子供を預けるのに抵抗がない

実際子育てに時間をとられないので

いても足かせにならない

子供に対して結構ドライ

だから抵抗なく産む


アルバイトでも社会保障制度がある⇒若い

カップルでも将来設計をたてきる前に産める


ここが日本では弱いので若年層の結婚率が

落ちる理由じゃないかと・・・・


フランスでは結婚でも事実婚でも制度的には

受ける恩恵に大差ないのでだったら別れる時

楽な方がいいと、シングル親の子供が多い


恋愛大国もそんなフワッとした事情だけでは

なさそう・・・


恋愛という極めて個人的な事も

結構、国の方針で立てられる法律や制度に大きく

左右されてるんだと実感


法律というと犯罪以外細かいモノは自分と

関係ないように思うけどシッカリ個人生活に影響が・・・

エライことだわ


選挙ちゃんと行かなきゃという気持ちで

読み続けてる最中

タイトルと関係ない感想を持っちゃった

おもしろい本です。オススメ ♪