写真の整理をしていた。

それは昨年の秋。
風の強い寒い日だった。
トリオ芸人の3人の方々のお写真を個別に撮らせて頂いたのである。
昨日、それをふと見直していた時にハッと気づいた。
気づくのが遅かったかもしれないが。

3人の内のお1方であるK氏は、ご自分の頭髪の量をか~な~り気にされていることは存じ上げている。

しかし、普段おろしている前髪であまり目に付くことはなかったのであるが、前述の通りに風の強い日であったため、たなびいている前髪。
デコ、結構、キているなとワタクシが思ったのはT氏である。
全体的なその量ではK氏をかなり上回っているために気づかれにくいということなのか。

K氏の場合、その頭髪の量が色々取り沙汰されるのはイジられキャラということもあるが、①ご本人が気にしすぎているために、そのテの話の露出度がものすごく高い、②全般的に漂う負のオーラ、によるものと思われるが。

T氏はご自身のデコについてどう思われているのであろうか。
◯全く何とも感じていない。
のか、
◯おろしている前髪は赤字隠し的な隠蔽工作なのか。
という、疑問。

もうお1方であるI氏のデコはご無事である。
しっか~し、やはり風にたなびく前髪のその密度はビミョーに見える。

今のところ育毛レース…いや、脱毛レースでは、K氏がぶっちぎりの強さを発揮してはいるものの、そこはかとなく『速度の違いこそあれ、ゴール地点は同じ』とも思えるのであった。
速度的な話では、もしかしたら、育毛に限りない情熱を注いでいるK氏が最終的に最後にゴールすることになるのではないかという気も…可能性はもんのすごぉく低いとしても、なくは、ない、こともない。という気が、しない、でも、ない。

さて。
ワタクシのデジカメのSDカードおよびUSBメモリ内に圧倒的な回数で登場しているH氏。
この方は前述のお3方よりも年下であるが、ごく真近で直視させて頂いた場合は、お亡くなりになった毛根の墓石碑多数が見受けられるというか(陳謝)、その頭髪は『すでに育毛剤程度では手の施しようがない』(再陳謝)ところまで来ている。
キャラとしてもその方向で、イジられもする。
相方には「そんなでよく生きていられるよね!」などと愛情たっぷりにからかわれもしている。
ざっくりHAGEてるかHAGEてないかと言われれば、HAGEているのではある。
しかしながら、HAGEとは感じさせない何かがある。
それは『潔さ』なのではないだろうか。
そりゃ、そこにたどり着くまでには悩みもしただろうし、あがきもしたであろう。
が、今は少なくとも表立っては『髪?そんなんどーでもいいわ!俺、モテるしっ!』的な、開き直りですら通り越したカッコよさがある。
そこら辺りの俳優さんよりもよほどカッコいいのである(色眼鏡を通した反応なので感想には個人差があります)。

あまりに隠そうとしたり、クヨクヨした場合に、周囲は『見てはいけないものを見てしまった』的な…『トホホ』的な…ものを感じるのではないだろうか。

某所で
H氏「俺こそスピードスターっ!」
相方「抜け毛のねっ♬」
などという映像を拝見したが、K氏が抜け毛のスピードスターなどと言われたりしたら、そりゃあもう大騒ぎされるのではないだろうか(笑。

感想。
【ハゲは気持ちから】

………。
がっ!!
ウチのダは結構キている。デコからもてっぺんからもキまくっている。
そして、本人はそのことはまっっったく気にしていない。
潔いことこの上なしなのであるが…。

どうして?(大疑問)

鷹木信悟、YAMATO。

この2人もまたいつもお互いの傍らに立ち、共に歩む2人である。

絶大な人気を誇る、と言っても過言ではないと思う。

2人のいたKAMIKAZEというユニットも然り。

大会に行くたびに「KAMIKAZEはなんかすごいなぁ、すごい人気だなぁ」と思っていた。


そんなユニットが姿を消したのは昨年の5月のことだっただろうか。

もっちーに敗れた大将・鷹木信悟は、KAMIKAZEにいったん区切りをつけることを決意した。

BWを選んだサイバーとは道が分かれたが、他のメンツはJUNCTION THREEへの加入。

2大ユニット抗争という図が明確になった以上、そことは別のスタンスを取ることはリングの中枢の闘いから外れることを意味していた。

これはKAMIKAZEというユニット、そのあり方に誇りを持ってきた彼にとっては苦渋の決断だったのだろう。


ユニットというのは単に組んでるだけではなく、そこに結束力というものが存在してこそ初めて機能するものだと思う。

個々の闘いもあるけれど、多少自分を捨ててでもそのユニットのために尽くせる存在というのは大きい。

青臭い言い方になるけど、立ち向かう相手に対していかに一枚岩になれるか、仲間を守り抜いて勝利をつかめるか。

そういう点では、ああいう形でバラバラにはなったものの、BWの方がずっと上だったと思う。

それは、J3リーダーだったもっちーも認めている。

もうどちらも存在しないけれども。


2月26日の名古屋国際会議場。

決定時からモメてたメインの試合では、鷹木・YAMATOのコンビがもっちーを退場へ追い込んでしまう場面や、CIMAさんへの誤爆などもあって、結果としては勝ったは勝ったのだけれども、試合後にきな臭い煙は炎へと変わった。


YAMATO

「おい、BW。戸澤、ハルクに一矢報いたぞ。信悟、ありがとう。こないだのノーロープマッチでやられてから俺達には後がなかった。だけど、俺達ここからだよな?もっちー、それにキッドさん、2人とは今までもJ3として組んできた。こんな1度も組んだことのないどこの馬の骨かわからないヤツとも組んで、それでも俺たちは勝ったんだ。今度は俺たちが好き勝手言わせてもらう番だ!」


いや~、我が耳を疑いましたね(笑。

勝手なのはともかく、どこの馬の骨ともわからないヤツ…。

CIMAさんを。CIMAさんのことを(笑。もー吃驚仰天。


もっちー

「お前らなに2人だけで勝ったつもりになってんだ。今日はたまたま勝ったかもしれねーけど、それまで何回負けてんだ。チームワークじゃねーのか?そんな、チームの勝利よりもお前らの欲を満たすようなことしてるからジャンクションがなくなっちまうんだ!」

鷹木、YAMATOにビンタ炸裂。


YAMATO

「ジャンクションの解散を俺らのせいにするのかっ?!」


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鷹木

「ちょっと待てよ。望月さん。いや、望月!もうジャンクションはねーんだ。今更あんたに上から目線でもの言われる筋合いはねぇんだよ。お前何様だっ!」


ここはこの後、掲示板でも色々と怒りのやりとりが続いたが、う~ん。

もっちーは正しいけれども、でも、ずっとそう思ってたんであれば、それは今言うことではないと思う。


3月1日、後楽園ホール


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モチフジvs.鷹YAMAの試合が組まれた。


ちょっと驚いたのは、今まで聞いたこともない『鷹木・YAMATO組に対するブーイング』も起きたこと。



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ブーイング発動先を確認するYAMATO。


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周囲の客席からは「試合ってより喧嘩だよねぇ…」との声も聞こえた闘いは、フジイさんの外道クラッチでモチフジの勝利。


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『お前だよな、ブーイングしたの!』的な。


再編成の変動期にYAMATOは「誰が誰を救出にきたとか全く興味ない」と書いてたし、鷹木信悟も「クラゲみたいに簡単にくっついたり離れたりできん!」と書いていた。

気付いた時には2人。


3月4日、大阪府立でのツイン戦が終わった後、2人はリング上に現れた。

何しにきたというカゲに。


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Y「何しにきたじゃねえだろ。お前ら好き勝手にあっという間にチーム作りやがって!おかげで俺達はおいてけぼりだ。俺らはケツに火ぃついてんだ。俺と鷹木信悟でツインゲート挑戦させてもらおうじゃねぇか!」(←色々動いてた時に、興味ないって言ってたじゃん・笑)


カゲ「お前ら本当は仲間がいなくてさみしいんじゃねえか?」


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その言葉にうつむくYAMATO。


カゲ「お前らいつまでたっても頑固で、自分の信念曲げないからそうなっちゃうんだよ!昔から頑固だからよ。でもな、YAMATO、信悟、今のお前らに絶対ツインは取れないぞ。ねぇ、ススムさん?」


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負けたらジミーとか屈辱的なカードなんか組まれないお前らは、俺らからしたらエリート。そんなエリートに雑草魂を見せてやるとススム君のマイク。


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鷹「勘違いするな。俺達は俺達でもう既に追い込まれてるんだ。現状は結果も出ない、仲間もいない、踏んだり蹴ったりの状態だよ。でもな、俺とYAMATOは3年間ずっと組んできた。タッグの力じゃお前らに負けねぇぞ。自分たちの選んだ道が正しかったことを証明するために、俺たちがそのベルト奪ってやる!」


タッグもユニットも個人の力だけでは勝てない。総合力、チームワーク、そしてセコンドの存在もとても大きい。

力尽きようとしたその時にセコンドから飛ぶ「あきらめるな!」の一言や、チャンスの時の「いいぞ!そのまま攻めろ!」の一言。

そういうのはとても大きい。


自分の信念を曲げないというのも立派なことだと思うけども。

間違ったっていいじゃん?と思うのだ。

間違ったってそこで終わりじゃないじゃん。
でも、今度はとことんやってみたいんだろうな。


仙台大会で吉野さんから勧誘を受けたらしい2人はそれも断ったという。

そして。昨日のサンボーホール。


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今度は吉野さんや土井ちゃんたちはトミーを勧誘した。

のだが。


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ト「お気持ちは大変嬉しいのですが、自分にも考えがあります!」


そしてトミーは「タカギさん!YAMATOさん!出て来て下さい!」と2人を呼びだした。

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2人を呼びだしたってことは俺らには関係なさそうだから、さっきの話はなかったことでと、去る土井吉ユニット。


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「お世話になっているお2人と一緒にやっていきたいです」と直訴するトミー。


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(困)


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「気持ちはありがたい、本当にありがたいけど」とYAMATO。

「2人でも今崖っぷちで、もし組むなら必ず結果を出さなくちゃならない。これ以上、お荷物を増やす訳にはいかない。お前がお荷物かどうかは今の時点でまだ判断できない。もう少し待ってくれ」


トミーは「近いうちに必ず結果を、2人が納得できるような結果を出して待つ」とのことであった。


もう1つユニットが誕生するのか否か。

とりあえずのところは和歌山でのツイン戦というのが非常に大きなものとなるだろうが。

ツインもトライアングル同様にきっと王者組が防衛して下さることと存じます。


はい。もう節操なくジミーズファンです(笑。

でも、1番大好きな選手を応援してくのがワタクシの信念。


(一応終わり)

3月4日、大阪府立体育館・第二競技場

チャンピオンゲートの締めくくり。2日目のメインイベント。

CIMAさんとPACのドリームゲート戦。


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調印式。


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PAC側セコンドには前日合流した土井吉、リコ、スワンの姿が。

CIMAさん側セコンドにはフジイさん、もっちー、Gammaちゃん、DKの姿があった。


当たり前ではあるが、昨年末、博多国際でもっちーからこのベルトを奪った時とも、2月に博多スターレーンでススム君と闘った時とも、全く違う試合。


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どちらかというとやや押され気味だったCIMAさんの、なりふり構わずという姿勢さえ見えた。

そこまで追い込んだPAC。


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防衛後のマイクでは、そのPACや、リコについても語られた。


20歳であったPACとロサンゼルスで出会ったこと。その時はまだ今よりも15キロほども体重が軽くかったPAC。細身で飛んだり跳ねたりの選手だと思ったけれども、是非日本に呼びたいと思ったと。

それから5年、DGのリングで育てられたPACは強大な敵として目の前に現れた。

闘いは苦しいものではあっただろうけれども、それはとても嬉しいことだったに違いない。


そして、リコ。CIMAさんがずっとずっとラブコールを送り続けて、一昨年の秋に来日したリコ。

来日が決まってからCIMAさんはリコについて、その潜在能力の素晴らしさ、誰も真似ることのできないダブルローテーションについて色んな大会で語っていた。

来日してすぐの年末ファイナルでは、リコとDKでトライアングルのベルトを獲った。

…というか、これはリコに獲らせたかったんだと思う。


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来日時からずっと観てる外国人選手というのはリコが初めてで、どんどん増えてくタトゥーだけではなく(笑、その身体の、闘い方の変化を目の当たりにしてきた。

色んな大会や、色んな場所で語られる、CIMAさんのリコについてのその言葉は、いつも『どんなに大事に思ってて、どんなに可愛がっているか』が分かるものだったし、そういう意味でもリコは私にとってもなんだかこう思い入れのある選手の1人で。


2月に吉野さんにリコを託し、前日大会でリコは土井ちゃんや吉野さんたちと一緒のユニットになった。

スパイクのお2人はまだDGUSAのUNITEDのタッグタイトルを持っているけれども、でも、もう日本でスパイクの試合が観られることはないのかもしれない。

C)MAさんは吉野さんに語りかけた。

「もしお前と土井がリコシェにちょっとでも変なことしたら奪いに行く。リコシェの可能性は無限大。それは吉野も土井も知っているはず。それを最大限に引き上げてみろ」


いつも傍らに置いていた大切な1人息子を旅立たせる時のような、大切な娘を嫁がせる時のようなそのマイクの続きはリコに向けられた。


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“Ricochet…Thank you and Good-bye.”


握手を交わした直後、
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CIMAさんは涙を見せた。


毎回、もう泣かないだの涙はこれっきりだの言ってるのに、要所要所では必ず泣いてるCIMAさん(笑。

つられるのでやめて頂きたい(笑。

だけども。この場面はもうほんっとにリコに対する思いが凝縮されてた瞬間で。

あの華やかな華やかなスパイクモヒカンズの入場シーンなんかを思い出して、もらい泣き全開(笑。


リコの表情は見えなかったけど、翌日だったかな。

CIMAさんのこの言葉で泣けちゃったというようなことをつぶやいていた。


PACがそうであったように、リコがまた一段と大きくなって、自分に立ち向かってくる日をきっと楽しみにしてらっしゃるに違いない。

そんな試合を観る時には、その時はこのシーンを、あの言葉を思い出してまた泣かされるのかも(笑。


それとは別に。

前日、マライサキャンディがジミーズへ加入した際に、DKが『俺とCIMAがそのベルトに挑戦してやってもいいんだぞ!』なんてことをDKが言ってたその言葉が現実となった。


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もっちーもメンツに入り、和歌山でのトライアングル戦は6人タッグ3WAYでの闘いへ。


さすがにひと月に2度のドリーム戦は出来ない。

次のドリーム戦への挑戦者は4月7日のテレピアでの第3回CIMAロワイヤルが開催され決定される。

5月の愛知県体育館での春のビッグマッチ第2弾で決まりになるのかな。


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「帰ってきたベテラン軍は引かない。上からかぶせて攻める!」とのことですが。

トライアングルは王者組が防衛して下さることと存じます。


(続く)