鷹木信悟、YAMATO。
この2人もまたいつもお互いの傍らに立ち、共に歩む2人である。
絶大な人気を誇る、と言っても過言ではないと思う。
2人のいたKAMIKAZEというユニットも然り。
大会に行くたびに「KAMIKAZEはなんかすごいなぁ、すごい人気だなぁ」と思っていた。
そんなユニットが姿を消したのは昨年の5月のことだっただろうか。
もっちーに敗れた大将・鷹木信悟は、KAMIKAZEにいったん区切りをつけることを決意した。
BWを選んだサイバーとは道が分かれたが、他のメンツはJUNCTION THREEへの加入。
2大ユニット抗争という図が明確になった以上、そことは別のスタンスを取ることはリングの中枢の闘いから外れることを意味していた。
これはKAMIKAZEというユニット、そのあり方に誇りを持ってきた彼にとっては苦渋の決断だったのだろう。
ユニットというのは単に組んでるだけではなく、そこに結束力というものが存在してこそ初めて機能するものだと思う。
個々の闘いもあるけれど、多少自分を捨ててでもそのユニットのために尽くせる存在というのは大きい。
青臭い言い方になるけど、立ち向かう相手に対していかに一枚岩になれるか、仲間を守り抜いて勝利をつかめるか。
そういう点では、ああいう形でバラバラにはなったものの、BWの方がずっと上だったと思う。
それは、J3リーダーだったもっちーも認めている。
もうどちらも存在しないけれども。
2月26日の名古屋国際会議場。
決定時からモメてたメインの試合では、鷹木・YAMATOのコンビがもっちーを退場へ追い込んでしまう場面や、CIMAさんへの誤爆などもあって、結果としては勝ったは勝ったのだけれども、試合後にきな臭い煙は炎へと変わった。
YAMATO
「おい、BW。戸澤、ハルクに一矢報いたぞ。信悟、ありがとう。こないだのノーロープマッチでやられてから俺達には後がなかった。だけど、俺達ここからだよな?もっちー、それにキッドさん、2人とは今までもJ3として組んできた。こんな1度も組んだことのないどこの馬の骨かわからないヤツとも組んで、それでも俺たちは勝ったんだ。今度は俺たちが好き勝手言わせてもらう番だ!」
いや~、我が耳を疑いましたね(笑。
勝手なのはともかく、どこの馬の骨ともわからないヤツ…。
CIMAさんを。CIMAさんのことを(笑。もー吃驚仰天。
もっちー
「お前らなに2人だけで勝ったつもりになってんだ。今日はたまたま勝ったかもしれねーけど、それまで何回負けてんだ。チームワークじゃねーのか?そんな、チームの勝利よりもお前らの欲を満たすようなことしてるからジャンクションがなくなっちまうんだ!」
鷹木、YAMATOにビンタ炸裂。
YAMATO
「ジャンクションの解散を俺らのせいにするのかっ?!」
鷹木
「ちょっと待てよ。望月さん。いや、望月!もうジャンクションはねーんだ。今更あんたに上から目線でもの言われる筋合いはねぇんだよ。お前何様だっ!」
ここはこの後、掲示板でも色々と怒りのやりとりが続いたが、う~ん。
もっちーは正しいけれども、でも、ずっとそう思ってたんであれば、それは今言うことではないと思う。
3月1日、後楽園ホール
モチフジvs.鷹YAMAの試合が組まれた。
ちょっと驚いたのは、今まで聞いたこともない『鷹木・YAMATO組に対するブーイング』も起きたこと。
ブーイング発動先を確認するYAMATO。
周囲の客席からは「試合ってより喧嘩だよねぇ…」との声も聞こえた闘いは、フジイさんの外道クラッチでモチフジの勝利。
『お前だよな、ブーイングしたの!』的な。
再編成の変動期にYAMATOは「誰が誰を救出にきたとか全く興味ない」と書いてたし、鷹木信悟も「クラゲみたいに簡単にくっついたり離れたりできん!」と書いていた。
気付いた時には2人。
3月4日、大阪府立でのツイン戦が終わった後、2人はリング上に現れた。
何しにきたというカゲに。
Y「何しにきたじゃねえだろ。お前ら好き勝手にあっという間にチーム作りやがって!おかげで俺達はおいてけぼりだ。俺らはケツに火ぃついてんだ。俺と鷹木信悟でツインゲート挑戦させてもらおうじゃねぇか!」(←色々動いてた時に、興味ないって言ってたじゃん・笑)
カゲ「お前ら本当は仲間がいなくてさみしいんじゃねえか?」
その言葉にうつむくYAMATO。
カゲ「お前らいつまでたっても頑固で、自分の信念曲げないからそうなっちゃうんだよ!昔から頑固だからよ。でもな、YAMATO、信悟、今のお前らに絶対ツインは取れないぞ。ねぇ、ススムさん?」
負けたらジミーとか屈辱的なカードなんか組まれないお前らは、俺らからしたらエリート。そんなエリートに雑草魂を見せてやるとススム君のマイク。
鷹「勘違いするな。俺達は俺達でもう既に追い込まれてるんだ。現状は結果も出ない、仲間もいない、踏んだり蹴ったりの状態だよ。でもな、俺とYAMATOは3年間ずっと組んできた。タッグの力じゃお前らに負けねぇぞ。自分たちの選んだ道が正しかったことを証明するために、俺たちがそのベルト奪ってやる!」
タッグもユニットも個人の力だけでは勝てない。総合力、チームワーク、そしてセコンドの存在もとても大きい。
力尽きようとしたその時にセコンドから飛ぶ「あきらめるな!」の一言や、チャンスの時の「いいぞ!そのまま攻めろ!」の一言。
そういうのはとても大きい。
自分の信念を曲げないというのも立派なことだと思うけども。
間違ったっていいじゃん?と思うのだ。
間違ったってそこで終わりじゃないじゃん。
でも、今度はとことんやってみたいんだろうな。
仙台大会で吉野さんから勧誘を受けたらしい2人はそれも断ったという。
そして。昨日のサンボーホール。
今度は吉野さんや土井ちゃんたちはトミーを勧誘した。
のだが。
ト「お気持ちは大変嬉しいのですが、自分にも考えがあります!」
そしてトミーは「タカギさん!YAMATOさん!出て来て下さい!」と2人を呼びだした。
2人を呼びだしたってことは俺らには関係なさそうだから、さっきの話はなかったことでと、去る土井吉ユニット。
「お世話になっているお2人と一緒にやっていきたいです」と直訴するトミー。
(困)
「気持ちはありがたい、本当にありがたいけど」とYAMATO。
「2人でも今崖っぷちで、もし組むなら必ず結果を出さなくちゃならない。これ以上、お荷物を増やす訳にはいかない。お前がお荷物かどうかは今の時点でまだ判断できない。もう少し待ってくれ」
トミーは「近いうちに必ず結果を、2人が納得できるような結果を出して待つ」とのことであった。
もう1つユニットが誕生するのか否か。
とりあえずのところは和歌山でのツイン戦というのが非常に大きなものとなるだろうが。
ツインもトライアングル同様にきっと王者組が防衛して下さることと存じます。
はい。もう節操なくジミーズファンです(笑。
でも、1番大好きな選手を応援してくのがワタクシの信念。
(一応終わり)