お茶の産地表示について
はじめに次のことを了承してください。
僕は静岡人です。努力はしますが、100%平等な判断が出来るとは限りません。正直僕は宇治茶側の判断に憤りを感じています。
テレビのニュースで見た情報しかありません。また、その情報に誤りがある場合があります。
そして、その番組は静岡系です。静岡に有利な報道が無かったとは言い切れません。
情報に誤認や誤りがあった場合報告していただければ幸いです。
では、本題に入ります。
今日の夕方あるニュースを見ました。
宇治茶VS静岡茶の戦いでした。
噛み砕いて話します。
まず、お茶の協会で「ブランド名「宇治茶」等を表示する場合100%その産地のお茶を使用する」という決まりを設けました。
「静岡茶」を名乗るためには100%静岡(産地)の茶葉を使用しなければならないわけです。
そして、静岡茶側はそれを実行しました。
勿論、宇治茶側も実行しました。
つまり、静岡茶は100%静岡で取れた茶葉を使用したわけです。
宇治茶側も100%使用しました。
しかし、重大な違いがあったわけです。
静岡茶側が静岡茶の産地としたのは静岡のみなのに対して
宇治茶側は京都・奈良・滋賀・三重の1都3県としたのです。
このことに静岡茶側は怒っているわけです。
そのことに対し宇治茶側はこう話していました。
歴史ある味を守るためには仕方が無い。
お茶の産地を行政区域で分けるのはおかしい。
まぁ、確かにそうですね。
宇治茶の名を見て、その味を求めて買うのですから、味が変わってしまってはもともこうもありませんね。
産地が行政区域で分けられるのもおかしい気がします。
でもそれは、「全ての産地の宇治茶が同じ味なら」の話です。
僕はお茶とか詳しくないですが、言いたいことがあります。
そんな広かったら味とか変わっちゃうんじゃないかと?
宇治茶本来の味が出せないんじゃないかと?
そしてなにより、消費者は京都産のお茶を期待しているんじゃないかと?
少なくとも僕は「宇治茶」と見たら「京都のお茶か」と思いますけど?
しかし、宇治茶側が「宇治茶の産地は京都・奈良・滋賀・三重だ」と言うのなら仕方ないですね。
その1都3県のお茶を使用していれば宇治茶100%なのですから。
やっぱり問題となってくるのは「味」です。
正直、「宇治茶」を買って「宇治茶」の味がしたらそれでいいんです。※安全は前提です
それが静岡産だろうが外国産だろうが京都産だろうがいいんです。
勿論、本来はよくないですけど。
だってそうでしょう?
あなたは抹茶のアイスを買ったとき、その茶葉の産地を聞きますか?
聞きませんよね?※お茶ファンでなければ
ようは、安全で美味しければいいんです。
産地なんてどうでもいいんです。(怒られそうですね・・・)
だから、意見対立はやめて味で勝負したらどうでしょうか?
味で勝負すれば、より美味しくより信頼がありより誠実なほうが残るはずです。
結論としては
静岡茶側も宇治茶側も思うとおりにやったらいいと思います。
がんばって100%使用するもよし。
そうしないのもよし。
ただ、やっぱり産地は正直に表示してください。
産地に限らず、消費者に必要な情報は表示してください。
誠実にやっていれば何の問題も無いはずですよね?
あとは消費者が自由に選びます。
よりいいと思うほうを選びます。
イメージ戦略とかあるかもしれませんが、やっぱり商品がいいほうが売れると思います。
それを考慮して、双方正々堂々胸を張ってがんばってほしいと思います。