ミッツのひとりごと「エホバの証人」だった私

ミッツのひとりごと「エホバの証人」だった私

元JW1世です。組織を離れて早10年。離れたくても不安を抱えている人、大丈夫ですよ。


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気がつけば8月も残すところ1週間あまり。

暑い夏も少しずつ暑さが和らいできましたね。


8月の終わり頃になると、正規開拓奉仕をしていた頃のことを思い出します。

年度末の奉仕時間。

私が正規開拓奉仕をしていたのは1987年から1996年まででしたから、

当時は年間で1000時間奉仕する必要がありました。


今って確か変わりましたよね?

最近の組織のこと、さっぱり疎くなってわかりません。。。


1000時間を12ヶ月で割ると、月々平均して83時間奉仕すれば1000時間はクリアなんですが、

体調不良とか不測の事態とか大会出席とか、奉仕が出来ない時のために毎月90時間を目指してやってました。


あれ、今思うと本当によくやってたなーって思うんですよね。

このブログを読んでくださっている方の中にも、同年代の方がいらっしゃると思うんですが、

月に90時間で1日あたり3時間。

でも仕事もあるし集会の出席とかもあるから、だいたい1日5〜6時間は奉仕してたと思います。

補助開拓で60時間。

本当によくあんなことしてたなーって。


当時はすっかりマインドコントロールされていたので、その1分1時間がエホバのため、エホバを喜ばせるためと信じてました。

そして、自分がやっているのは人々を救う業だと信じて疑わなかったですね。


全てのコントロールが解けてしまった今は、ただあの頃の自分を労ってあげたいと思う。

後悔はないけど、とにかくいつも疲れていたし。


今一生懸命奉仕活動しているJWの皆さんのこと、すごいなと思います。

でもちょっと立ち止まってみて欲しい。

私が家庭聖書研究を始めた頃、この世代が過ぎ去る前にハルマゲドンがやってくるとものすごく緊急なのだと教えていました。

だから急いでエホバの元に集まらねばならぬと。

当時の私は14歳。

そして今の私は来月57歳。


あれ?待ち過ぎじゃないかしら?

人生を奉仕に捧げて亡くなって行った兄弟姉妹たちも大勢いらっしゃると思います。

高等教育を否定して、結婚や子供を持つことまで制限を課し、仕事の内容にも口を出して、

信者の生活を管理してきたあの組織は、今の状況をどう説明するのだろうか?


神は憐れみ深いので、1人でも多くの人を救うために辛抱しておられる。

というのも流石に使い古された言葉ですよね。


人生は長いようで短い。

誰もがいつか死にます。

命が尽きる時、後悔のない生き方をしたい。

そう思って私は組織を出ました。

30年以上も生活のほぼ全てをコントロールされて生きたことは、もう今更後悔しても仕方がないので受け入れています。


聖書の言葉は確かに素晴らしいし、そのおかげで培われた私の人格もあるし。

楽しいこともたくさんありましたしね。


今苦しい立場にいる方たち、思い切って行動してほしいです。

この世はそんなに怖くないし、世の人たちは悪い人たちではない。

むしろ組織内の人たちより素晴らしい人が多いとも思います。


私が何か役に立てること、あるのかなぁ。