プロマネに必要な三要素 | Go The Distance

プロマネに必要な三要素

「プロマネの鍵、貸します」 からTB。非常に興味深いエントリだったので是非みなさんもご一読を。


上記エントリの中で「プロマネに必要な三要素」について触れてあります。プロマネに必要な三要素は、


◆経験から得たリスク感覚

◆固有技術への理解

◆管理技術


であると述べられています。私も全く同感です。


そして、これらの要素は1つでもある一定の基準を下回ったらダメです。リスク感覚は優れているが固有技術の見解はゼロだ、なんてPMはいません。技術は非常に強いが要員管理ができないのもダメ。全てが密接にかかわりあって三角形を作るから意味があるスキルモデルです。


リスク感覚をつけるには目線の位置を上にすること以外ないと思います。自分がPMだったら、自分がリーダーだったら、とシミュレーションして仮説立てて起こった結果と照らし合わせてノウハウを作っていく。このサイクルの速さがリスク感覚のセンスだろうなぁ。


固有技術を理解するには、何でもいいからある1つの技術を深く学ぶことが重要だなと思います。重要なのはある程度深く学ぶことです。浅く広くも重要ですが、IT技術はある程度のラインを超えるまでは色々な技術に手を出すべきではないと思う。中途半端で結局何もわからないひとになってしまいそう。


IT技術はある程度の深さまでモノにできれば、新たな技術を取得するセンスが身につきます。大事なことは技術の入り口が変わっても不変だということです。


管理技術もかなり大事だと思う。ガントチャート眺めたところで、それが本当にタスク完了になっているかの保証には全くならない。今までのやり方を単純に踏襲して失敗する案件も多いし。スケジュール観狂ってるプロジェクト多い気がするなぁ。


管理すると言うことは、「自分以外の他者の仕事内容・成果物を正確に把握すること」に他ならないと思っています。可視化する技術が管理技術だと思います。


昔の現場で「それは○○チームがやってくれているはずです。信じましょう!」とのたまった方がいました。私が「信じてモノが出来ていなかったら責任とるのあなたですけど、いいんですか?」とカウンター食らわせたら逆キレされた。おいおい、オレ委任契約だし。キレられても困るんだけどみたいな。今、その現場億単位で赤字出してるそうだ…。想定の範囲内だが、ご愁傷様です。


こう書いてみると、プロマネってほんとスーパーマンに見えてきた。敷居高いわコレ。多分ほんとに「プロだな!」ってPMは一握りなんだろうな。