WAS6.0⇔IHSとの連携について | Go The Distance

WAS6.0⇔IHSとの連携について

WebSphereには多くの場合IHS(IBM Http Server)と呼ばれるWebサーバー製品がバンドルされて入ってきます。ま、Apacheをリネームしたぐらいの認識しか自分には無いのですが…。


V4、V5までだったら管理コンソールから「Webサーバープラグインの更新」とかやって、IHSをリブートすれば80番ポートでWebSphereに乗っかってるアプリを見ることができました。


が、V6からは微妙に手順が複雑化されています。プラグインを生成するだけじゃ80番ポートでSnoopが走りません。WEBサーバーとAPサーバーが別々のノードに存在するか、同一ノードかでも設定が違います。ここでは、基本的に同一マシンにWASとIHSがインストールされているマシンが対象です。


# 恐らくどっちもこの作業は必要のはず。


■プラグイン更新の手順


① WAS、IHS、プラグインをインストールする。IHSがWASの管理コンソールの「サーバー→WEBサーバー」をクリックした時に出てきていれば、IHSのインストールは成功です。


② エンタープライズアプリケーションから、80番ポートで疎通確認したいアプリを選んでそれをクリックします。クリックすると画面右下にサーバーにモジュールをマップという項目が出てきますので、そいつをクリックします。ここではDefaultWebApplicationを選択したとします。


③ 画面真ん中あたりに、「クラスタ及びサーバー」という項目があり、そこでWASとIHSの2つのサーバーが出ているはずです。その下に「DefaultWebApplication」という項目があって、WASしか認識されていない状態になっています。


DefaultWebApplicationにチェックを入れて、IHSとWASをCttrlキー(Shiftキーでも可)などを使って両方選択した状態で、適用を押し、IHSとWASが両方選択されたことを確認して、OKを押します。そしてその変更をリポジトリに保管します。


④ 「http://localhost:9080/snoop 」と「http://localhost/snoop 」を叩いてみて疎通確認ができればOKです。


アプリ単位でIHSとWASに紐付けを行わないといけなくなりました。ここがハマりやすいポイントかなと。IBMのWebsphere関連のサイトのPDFにも同様の指摘が書いてあります。下記リンクの下の方にある「アプリケーション管理」というPDFです。


WebSphere Application Server V6 アナウンスメントワークショップ資料


ちなみにプラグインの伝播なるものはリモートにIHSがある時に使用するものらしく、IHSとWASが同じマシンに入っている時は全然意味が無いようです。


以上です。ご参考になれば。