スイフトスポーツ 試乗! | コンパクトカー!LOVELOG -スイフト編-

スイフトスポーツ 試乗!

swift_sp_try さて賛否両論の意見が聞かれるスイフトスポーツですが、早速、試乗1番乗り(?)にいってきました!


まず外観ですが、思っていたほどアグレッシブな印象ではないですね。買うとしたらスポーツ用オプション のエアロを付けたくなってしまうでしょう…

各部位(部品)を見ると、当然ですが1.3のスタンダードより良く作ってあります。ヘッドライトはスモークがかったスポーツのほうが引き締まっていていいなと思いますし、テールランプもクリアーで上質感が高いです。ブレーキも大型でキャリパーとディスクがが光っていました。
ただ、ボディーはダークグレーのアンダーエアロのせいで、見た目が腰高になってしまっています。ボディー同色の方がカッコイイ気がするんですが…まあ、これは人それぞれですね。

そして走り。もちろん街乗りのインプレッションになりますが、すでにスイフトオーナーであることもあり(?)、1.3のときより自由に運転させていただくことができました。

さて運転席に座ると、思ったほど変わらないな…というのが正直なところです。メーターのメッキリングが光っています。シート表皮は目が細かく、スタンダードが木綿としたら、絹…かな。

キーを差さなくても良いリモコンキーでエンジンを始動。1.3とは手ごたえが違い、回転に重みがありますね。そしてAT。1.3の時より操作感が軽い印象です。軽くしてあるのか、季節的に軽いのか??ちょっと分からない所ですが。。

走り始めると、明らかに低速トルクが充実し、踏み込むとグワッと体が持っていかれる感覚を味わうことができます。おろしたての試乗車にしては回したときのエンジン音が大きく、サウンドをチューニングしてあることが良く分かります。充分に静かな範囲ですが、高回転時は豪快なサウンドを奏でてくれました。サイバーCR-XのZCエンジンのサウンドを思いださせる、調律の取れたいい音です。スタンダードでは聞こえないエキゾースト音もちゃんと聞こえてきます。1-2-3速それぞれでかなり回しましたが、いい回りっぷりです。
1.6スポーツは、ロングストロークエンジンならではのトルク、重厚感、音をもっていて、対して1.3はショートストロークならではの細やかな音質と軽い感触が味わえるというのが違いかと思います。
どちらも高回転が気持ちいいことに変わりはないですね。

足回りは全く硬い印象はなく、ゴツゴツ感は一切ありませんでした。路面のギャップをビシッと抑え、自然にロールして走りやすいです。ただ、1.3から飛躍的に変わっているかどうかは、試乗ということもありますしこれだけでは分かりません。また、高速走行の安定感は非常に高そうです。


結果、スタンダードとスポーツのどちらがいいとは言いがたいのが正直なところですね。どちらにも良さがあります。大きくはエンジンの性質ですが、普通に乗っていると変わらないかもしれません…。上質感はアップしていますが、もっと演出や主張、インパクトがあっても良いのかもしれません。せっかく色々なこだわりがあるわけですから、もっと表現してほしいですね。

…というわけで試乗はAT車でしたが、充分にスポーツの感触を味わえたと思います。
やはりATは販売の8~9割を占めているそうなので、MTは試乗することは出来ないと思いますが、是非一度体感してみることをおすすめします。欧州車を買う前に、実用性を妥協したスポーツカーを買う前に!

なお、見積もりも取ってもらいましたが、スタンダードのリセール評価がまだまだ高いところが驚きました。さてどうしようかな…。