みなさんこんばんは!樋口です!
本日はちょっとマニアックな内容になりますのでご了承ください。
さてさて、先日のIWCのアンバサダーセミナーで時計ジャーナリストの広田雅将さんの講演があり、内容のひとつに時計好きの人なら誰もが知っているETA(エタ)ムーブメントについての話がありました。
広田さんも言っていたのですが、ある程度時計を知っている人はETAムーブメントを悪く言う人が少なくないのが現状です。
なぜなら、ETAムーブメントを使っている時計は10万円くらいからあり、汎用型のムーブメントであるからなのです。
そして、IWCやブライトリングも10万円くらいの時計と同じムーブメントを使っているのに高いという、悪いイメージがあるのも事実です。
しかし、IWCやブライトリングで使われているETAムーブメントと10万円くらいの時計に使われているETAムーブメントでは大きな違いがあるのです!
そこで例として、ETAムーブメントの名機といわれ、ブライトリングのクロノマットやIIWCのパイロットウォッチクロノなどに使われているETA7750を例にとってお話をしたいと思います!
↑IWCのパイロットウォッチクロノグラフです!(このように、インダイヤルが立てに3つ並んだものはほとんどがETA7750を使用しています。)
ちなみに、ETA7750の特徴は↓
・基本設計が古い(1973年より)→昔から使われているので、古いモデルでも修理が出来る。
・大量生産で欠点が出尽くしている→かなりの数が作られており、どんな故障が多く、どう修理すればよいかがわかっているので永く使える。
上記のように、永く使え修理をしやすいという特徴のある良いムーブメントなのです!
そして、ETA7750にもいくつかグレードがあります↓
低い順にエラボレート、トップ、クロノメーターというグレードがあります!(金額もエラボレートは低価格でクロノメーターは高価になります。)
基本的には、IWCやブライトリングは、クロノメータークラスのパーツを使っています!(IWCやブライトリングは完成品ではなくパーツ単位で入荷しているためクロノメータークラスという表現をさせていただきます。)
何が違うのかというと、見た目が同じでも使っているパーツに違いがあるのです!
どのパーツに違いがあるかというと・・・
またまた、次回へつづく・・・